火中の栗
投稿者: f3nasa 投稿日時: 2002/04/18 08:44 投稿番号: [183 / 2453]
パワーバランスの見地からは、アラブ諸国の連合軍が全部揃ってはじめてイスラエル一国と対峙できるレベルであるとされています。
現在、アラブ諸国の足並みが完全に揃っているとは言い難いですし、さらにアラブ諸国連合軍の主軸たるエジプト軍が今は動けないという事を十分に知った上でイスラエル軍はパレスチナに侵略しています。彼らにしてみれば背後を突かれる心配が無いというわけなんでしょう。
政治的解決手段としては、エジプトやシリア、サウジアラビアといった周辺各国が迫害に苦しむパレスチナ難民に国籍を与えて自国に安心して住める地域を提供する、という方法だってある訳です。敢えてそうしないのは何故なのか。
合衆国としても産油地域一帯の管理を盟友イスラエルに担当してもらいたいという意志があるようで、イスラエルが拡大政策をとることには利害が一致する事になります。だから彼らにとっての中東和平は所詮ただのその場凌ぎで、合衆国と協調路線を取る英国や日本もまた同じでしょう。
実際に迫害に従事しているイスラエルの犯罪性だけがクローズアップされがちですが、そうなるだろうと前もって判っていたにも関わらず各々の損得計算により放置してきた先進国やアラブ諸国が無罪であると言い切れるでしょうか。
悲しい事ですが、パレスチナは国際社会から見放された火中の栗なんです。
これは メッセージ 1 (enrique_1987 さん)への返信です.
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