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Re: 13兆円  米国債事件  田中宇さん

投稿者: sirius_b_2012 投稿日時: 2009/06/16 20:25 投稿番号: [797 / 10174]
▼日本が手持ち米国債をスイスで密売?

  米国やG8が、粉飾によって不況脱出の演出を続け、その演出自体がドルや
米国債に対する国際信用を揺るがせている一方で、G20はドル離れを画策し
ている。各国の中央銀行は、来るべきドル崩壊に備え、外貨準備の4−5割を
金地金に替えておこうとして金を買い漁っていると、ロイター通信が報じている。
対米従属一本槍のわが日本だけは、無策のままかと思いきや、そうでもない
かもしれないと思える事件が報じられた。イタリアG8財務相会議の5日前に
あたる6月3日、イタリア北部のミラノからスイスに向かう列車の国境検問で、
2人の日本人男性がスーツケースの中に合計1345億ドル分の無記名の米
国債を隠し持っていることを、イタリア当局が発見し、資金洗浄を禁じる法律
違反(無申告で巨額有価証券を持ち出そうとした容疑)で2人を逮捕した。
50歳代の2人は、スーツケースに隠し底を作り、1枚5億ドル相当の米国債
を249枚と、その他の米政府系債券10億ドル相当を10枚持っていた。

2人が持っていた債券が本物だとしたら、それは日本が所有する米国債の
4分の1にあたる。そして、2人は世界第4位の米国債保有者になる(3位は
ロシア政府、5位は英国政府)。さらに、イタリアでは法律で、無申告の巨額
現金・有価証券を摘発した場合に摘発額の40%を罰金として没収することが
決まっており、伊政府は国家予算の5%以上に当たる380億ドルの収入を得
ることになる。

  この事件はイタリアの新聞(il Giornale)が報じ、ミラノの日本領事館も、
伊当局が2人を逮捕したことを認めた。しかし、わかっていることはそこま
でで、2人が本当に日本人なのか、米国債は本物なのかなどは報じられず、欧
米や日本のマスコミは、2人が逮捕されたこと自体もほとんど報じていない(
英国の新聞が報じた程度)。2人の逮捕から2週間近くが経ち、米国債の真贋
も判明しているはずだが、伊当局は2人の名前も発表せず、司法手続きにも入っていない。

2人は偽造の日本旅券を持った北朝鮮あたりの工作員かもしれないが、だと
したら北朝鮮を敵視する日米のマスコミに情報がリークされ、大々的に報じら
れるはずだ。2人が持っていた米国債は偽造かもしれないが、無記名の巨額米
国債は政府や大手金融機関の間でしか取り引きされず、それらの大手組織はす
ぐに真贋を見破るので、犯人が偽造債券を現金化することは困難で、偽造する
意味がない。

  こうした考察の末に、米国の金融分析者は「米国債の崩壊感が高まる中、日
本政府が米国債をスイスのブラックマーケットに持ち込んで格安で売り切ろう
としたのではないか」という見方をしている。与謝野財務相が6月12日に米
国債を堅く信じて買い続けると宣言したのは、6月3日にイタリアで米国債密
輸の2人が捕まったことへの懺悔だったという考察も出た。世界各国の当局が
ドル崩壊から逃げようと密かにドルや米国債を売って金地金などに替えており、
日本の動きもその中で考えられている。

2人が日本政府の役人で、この行為が日本政府ぐるみであるとしたら、伊当
局から起訴もされず、事件の続報が出てこないのも不思議でなくなる。伊当局
が2人の荷物を細かく検査して摘発できたのは、日本が米国債を売ろうとして
いることを察知した米当局が、伊当局に通報して逮捕させたからとも考えられ
る。しかし同時に、戦前の無鉄砲な日本政府ならいざ知らず、昨今の後ろ向き
で意気地のない日本当局者が、このような大胆な行為を組織ぐるみで挙行する
とは考えにくい。スイスに持ち込んだところで、誰が買うのかという疑問もある。

  もし摘発された米国債が本物で、日本政府ぐるみの密売計画だったのなら、
それはそれで日本当局の覇気が感じられ、喜ぶべきことである。できれば摘発
されず、格安でも米国債が売れた方が、紙くずを抱えずにすむので良かったの
だが。
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