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科学が霊性を発見する時 7

投稿者: kiyama0586 投稿日時: 2010/03/29 21:37 投稿番号: [3133 / 10174]
      アミ小さな宇宙人(エンリケ・バリオス著)より引用

      *       *       *       *       *

「進歩した社会でも、やはり性の合わない人というのはいる。でも拒絶
もしない。使命を果たす仕事とか長期の共同生活の場合、相性の合った
人を探す。いずれにせよ、一五〇〇度くらいになれば、すべての人を
愛することができる。その方向に向かって進歩するように努力すべき
だけどね。地球人にしろ、われわれにしろ、現時点では、とてもそんなに
高度なことは要求できない」
「じゃ、ぼくたち地球人は、“完璧”になる必要はないの?」
  これを聞いてアミは目から涙を流すほど笑った。
「完璧な地球人だって!!‥‥ハッハッハッ‥‥でも完璧になるって、
いったいどういうことなのか知っているの?   ペドゥリート」
「うーむ、たぶん、神様みたいになること?」
「そのとおりだよ。誰がなれるって言うの。ぼくはとてもなれないね‥‥」
「ぼくもだ」
「それは極端論的な思考法だよ。まったく憐れみもなく人を殺したり、
拷問にかけたり、だましたり、物欲のみに生きたり、まだまだ、とても
低い発展段階だよ。にもかかわらず平気で完璧さを求めるなんて!
‥‥ただ武器を放棄しただけで充分なんだ。そしてみんな、仲よく
家族のように平和に暮らす。それで充分なんだよ。それを実現するのに
何も人間に完璧さなんかを、要求しなくっていいんだ。ただ、他人を
傷つけることをしなくなるだけで充分なんだよ。その方が完璧さを求める
ことなんかよりも、ずっとやさしいことなんだ。指を“パチッ”と鳴らした
だけで、世界がすぐにでも平和になれるんだ。それはとても考えられ
ないことであり、不可能なことであり、ユートピアなんだ。でも、なんと
反対に、地球人には“完璧さ”はまるで可能のように思っている‥‥
そして現実には、人類のために何もしようともせず、ただ他人や自分の
ささいな粗探しのみに専念しているんだ。まさに、“ぶよは漉しても、
ラクダは飲み込んでいる”(マタイ伝二十三章二十四節   ━━   重大な
こととか最もかんじんなことにまったく重きを置かず、些細などうでもいい
ことを重大視すること)ようなもんだよ‥‥」
「もし誰かが、神を求めて山に引きこもったとしたら?」
  ぼくは宗教学校にいるので、いつもこういったテーマが話題に出る。
「もし誰かが川で溺れていたとする。君はその川岸でただ神にお祈りを
しているだけで、その人に対して何もしないとする。それで神が君に
対して満足すると思う?」
  とアミがぼくに質問した。
「よく分からない‥‥でも‥‥ぼくのお祈りが神を喜ばせるんじゃない‥‥」
「ペドゥリート、宇宙の基本法は何だったっけ?」
「愛だよ」
「じゃ、君の兄弟が溺れている間、ただ手をこまねいてお祈りをしている
のと、彼の命を救うのと、どちらの行動に、より愛があると思う?」



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