オフィル星と地球を脱出した人々 9
投稿者: kiyama0586 投稿日時: 2010/02/16 19:59 投稿番号: [2932 / 10174]
アミ小さな宇宙人(エンリケ・バリオス著)より引用
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「なぜなら、二つあるうちのたった一つの脳しか使わないからだ。
思考では、愛を味わうことはできない。感情は思考とは異なった
ものだ。でも中には感情とは何かとても原始的なもので、それは思考に
とって代わられるべきだという考えを持つ人もいて、戦争やテロ行為や
汚職、自然破壊などを正当化する理論をつくり上げてしまっている。今、
地球はそのとても“インテリな”考え、その“すばらしい”理論のおかげで、
消滅の危機に晒されているんだよ」
「君の言うとおりだアミ、地球じゃものごとを、まったく逆に考えている」
「じゃ、少し、オフィル星の世界を観察してみよう。ここではそんなに
裏返しじゃないからね」
たくさんの感動した事柄、アミからのいろいろな新しい教え、それに
睡眠不足も加わり、ぼくは疲れきってフラフラだった。窓を通して巨大な
人たちや、二メートルもある子どもたち、ピラミッドや、空や地上を行く
乗り物など物珍しいものがたくさん見えたけど、疲れのせいでぼくの
興味も意識もだんだん薄らいでいった。
「あの男の人、いくつくらいに見える?」
アミは円盤の近くで話している男の人をさして言った。
六十歳くらいで白髪ではあるけれど、老人という感じではない。
「六十歳くらい?」
「五百歳近くになるよ・・・・」
目まいと疲れを感じた。頭が破裂しそうだった。
「アミ、ぼく、もうこれ以上だめだ。とても疲れている。家に帰って
眠りたい。吐き気もするし、もう何も見る気力もない・・・・」
「情報過多消化不良症だ」
とアミは冗談を言って笑った。
アミはぼくを横にあるひじかけイスの方に連れて行って、イスを
倒して寝イスを用意してくれた。ぼくは倒れこむように、そこへ身を
投げた。とても寝ごこちがよかった。
アミは、ぼくの頭の上に何かを取り付けた。途端に、激しいねむけが
襲ってきて、ぼくは長い間、ただただ深く眠り続けた。
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◆次回、「宇宙の基本法
1」に続きます・・・・
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これは メッセージ 2931 (kiyama0586 さん)への返信です.
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