生物多様性
投稿者: ecologician 投稿日時: 2003/11/18 05:58 投稿番号: [1375 / 2229]
生物多様性条約は、大部分の途上国も含め、184ヶ国が加盟しています。この条約は、生物の多様性が有する内在的な価値並びに生物の多様性及びその構成要素が有する生態学上、遺伝上、社会上、経済上、科学上、教育上、文化上、レクリエーション上及び芸術上の価値を意識し、・・・ではじまる前文のとおり、生物多様性の価値を認識し、各国がそれを保全するために、先進国が資金及び技術を提供するなどの国際的枠組みをつくったものです。
20世紀は、史上最大の生物絶滅の世紀だったといわれています。正確な絶滅数はどのくらいあるのかわかりませんが。現在のような開発を続ければ、さらに絶滅する生物ガ増えるのは明らかです。だからこそ、リオサミットでこの条約が結ばれ、また他にワシントン条約やラムサール条約なども締結されたのです。世界的に生物多様性を維持することは、途上国のためでもあり、当然途上国の人たちも理解して条約に加盟しています。
もちろん、この枠組みを破って、違法な行為をする人たちがいるわけですが。ワシントン条約を破って、日本などに密漁・密輸する人たち(日本人が仕掛け人だったりする)、違法に森林伐採する人たち(アマゾン天然林の伐採のうち87%が違法、残りの11%だけが合法で、合法伐採のうち10%は森林管理計画に基づかない略奪的伐採で、1%だけが合法的計画的伐採である(Veja1999年6月9日号)との報道があります)。
先進国企業による大規模伐採だけでなく、途上国の貧しい人たちが焼畑をしたり(伝統的な焼畑は循環的なもので、回復する期間を守れば、森林破壊にはならないのだが)、農地を開墾したりしていますが、長期的に見れば、これは途上国の人々にとって、不幸なことです。そうでない方法で収入を得る方策と資金を先進国は提供すべきです。とりあえず、日本政府は「イラク復興資金」をアメリカにくれてやるのではなく、途上国の貧しい人々の援助や環境保全にふり向けてほしい。
これは メッセージ 1372 (suuud223 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/c0na4acc0dlgc0a3a0a4ga49a1aa_1/1375.html