Re: 観光立国の条件
投稿者: takeuchis1 投稿日時: 2006/10/15 20:17 投稿番号: [224 / 1971]
高圧線からの電磁界、特に磁界の健康影響については、科学的見解が確定していないのですが、予防的立場から対策を採っている国もあります。
が、地中化は、経済性・保守性・安全性の観点からワーストワンとされ、実際に地中埋設される例は殆どありません。
たとえば、フィンランドでは、3相の高圧送電線を3本、横並びにするのではなく、三角配置することで、漏洩電磁界を2/3に抑える方法を採用しています。
イタリアでは、漏洩電磁界の強い場所に鉄塔を立て、補償コイルを突っ込む方法が採用されています。この場合、設置場所に限っては殆どゼロにまで磁界を押さえることも可能です。
どちらも、電磁界対策としては、
・比較的安く上がる(3本平行よりは高いですが)
・架空線なので保守しやすい
・架空線なので、地中生態系への影響(電磁界、発熱、化学物質の影響)を考慮する必要が無い
の点で、地中埋設より有利と考えられていますが、景観対策としてはかなりダメです。
一方、高圧送電線の地中埋設は、景観対策としてはグッドですが、電磁界対策としては
・架空線の10倍以上金がかかる
(道路沿い、線路沿いの共同溝を利用できる場合はこの限りではないようですが、結局、都市部に限定されてしまうでしょう)
・保守しづらい
・地中生態系への影響を評価する必要がある
等、あんまりメリットがありません。
また、オランダ・ユトレヒト市での事例や、英国のガイドライン等から考えると、地中埋設費用は地元負担が一般的なようですから、この点からも、結局、都市部でしか実現し得ない、というのが実情ではないでしょうか
これは メッセージ 219 (dainihonteinoubaka_tmtm082008 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/bd9a4a4eecla4heec0fea4r2bfa4ha4aba47a4ha4a6a4ha1a3_1/224.html