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Re: プーチン首相の鯨バイオプシー採集

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2011/02/19 22:26 投稿番号: [52175 / 62227]
>せいぜいが「より接近できて風の影響を受けにくい方法が有利であるので、可能な限り
>そうすべきである」程度の事しか導けないように思いますが。

そういう結論でよいのですが、そんな結論だったらこれだけ捕鯨に熱心な日本で、
もう10年前に出していて当然だっただろうということです。


アイスランド、米国、南ア、ブラジルなどでは2001年、千葉工大、林友直教授のバンクーバー国際海棲哺乳類学会発表以降、めざましい技術発展と成果を
出しているのに対し、致死調査でも非致死調査でもこれといった成果を出していない
日本政府が、非致死調査も併用している、日本の鯨類研究は海外からも高い評価を
受けていると主張するのが不誠実すぎるということです。

ちなみに、アイスランドが4頭のミンククジラに衛星通信発信機をとりつけて、
3ヶ月の追跡を行い、西アフリカ沖までの回遊を証明した年の、各国テレメトリー
(遠隔観察)装置装着数およびバイオプシー(生検法;この場合ダーツで採る
皮脂片や自然剥離した皮膚片、糞)検体採集数を示しておきます
【テレメトリー】
オーストラリア:対衛星発信機11、音響タグ20、ブラジル:衛星1、アイスランド:
衛星4、イタリア:吸盤付レコーダー3、日本:衛星1、ニュージーランド:衛星3、
南アフリカ:VHF9、衛星7、米国:衛星6。
【バイオプシー】
全15カ国で3885サンプル、うち日本は72。
(出展:IWC、AnnexQ.doc、23 June2005)。

このアイスランドの成果は重要で、他の目視調査とあわせて北大西洋の
ミンククジラ系群分布が非常に単純であることが判明しました。その結果、
系群別生息数推定の不確実性が低下し、アイスランド、ノルウェー、グリーン
ランド(デンマーク)のミンククジラ猟に対する批判が比較的弱くなるという状況に
結びついています。

日本の衛星タグ1、というのは高知で5−10tの小さな船から木白さんの
共同作業者が手持ちのエアガンでニタリ鯨に発射して3日間作動したという
だけなので、日本周辺ミンククジラの謎だらけの回遊経路解明には役立っていません。

現在最新の各国テレメトリー装着、バイオプシー採取状況(2010年発表分)は
http://www.iwcoffice.org/_documents/sci_com/SCRepFiles2010/Annex%20O%20FINAL.pdf
で見られます。
テレメトリー各国計83、うち日本0、バイオプシー各国計2747、うち日本149ですね。

衛星による回遊ルート解明は、林友直教授の先駆的業績があるにもかかわらず、
官庁、鯨研筋はまったくやる気がないというのがはっきり数字にあらわれて
いるのです。

サハリンでの調査は今年のIWCで発表されると思いますが、調査内容にクレーム
がつけば、巨額の追加投資が必要になる案件なのだから、それほどいい加減な
ものにはならないはずです。

特に昨年初夏のメキシコ湾海底油田事故以来、国際世論が厳しくなってますからね。
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