Re: プーチン首相の鯨バイオプシー採集
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2011/02/19 22:03 投稿番号: [52167 / 62227]
>・甲板上と海面上で命中率に顕著な差があるほど風力が違うという根拠をお示し下さい。
>風の影響を受けるのは当然ですが、それだけでは甲板では駄目だという論拠になりません。
ゴムボートのような海面すれすれの高さだと、風力が海水との摩擦でかなり削がれます。
大まかに言って大草原の中の一軒屋の屋根の上と地上の風力の違いぐらいですね。
この違いが馬鹿にならないから、世界各地のオフショアにある風力発電プロペラが
かなり高い支柱に据え付けられているのです。
>・接近した方が有利なのは理解できますが、南極海でゴムボートを運用できるという根拠を示して下さい。
http://www.antarctica.gov.au/__data/assets/pdf_file/0011/31502/Issue19-final-low-res.pdf
南極圏研究についてのオーストラリア政府発行一般向け雑誌ですが、
10ページや18ページの写真を見ればゴムボートでいろいろな研究をしている
のが見られます。
浮氷や氷山は見えないけれど、南極海域でゴムボートからザトウクジラに衛星タグ
を付けているいるのが
http://www.antarctica.gov.au/__data/assets/pdf_file/0018/22671/ml_403466549074074_antarctic_mag_18.pdf
この9ページの写真です。
>・また、その場合でも動揺や波浪の影響を受けず、正確に狙えるという根拠を示して下さい。
もちろん風力が強くて波が高ければ命中率が下がるでしょう。
だけれど、そういう時は捕鯨船でもゴムボートほどではないとはいえ揺れが大きい
ですね。
にもかかわらず、捕鯨用のハプーンでは100%に近い水準で命中しているのです。
一方日本側の説明では、外洋では波が荒いからバイオプシーや衛星タグ装着は
困難だと。。。
これがなぜなのか、というのがIWC科学委員会/専門家パネルの疑問だったの
です。
結論は、他の国々ではいろいろ用途や状況に応じた用具の研究開発をやって
いるのに、日本では千葉工大の観太くん計画など、「部外者」の試みが冷遇され、
鯨類研究の総本山であるはずの水産庁水研、鯨研では真剣に非致死調査
用具を開発してこなかったのではないのかということです。
非致死調査では鯨肉売り上げが出ないですからね。
科学調査のコンセプト形成を、副産物収入の有無で左右し、結果として20年
以上やってまともな成果が出ていないというのは、もはや「科学調査」が
副産物収集の口実にしかなっていないという疑いを十分に支持する状態ですね。
国際司法裁判所の判事たちが、どこまでこういう領域に立ち入るかというのが
焦点です。
司法形式主義が強い場合には、こういう判断を避けるというケースが十分に
考えられます。裁判官の科学知識、一般世論の知的水準が高くなればなるほど、
内容的実質判断の比重が高まるでしょうね。
1998−2000年国連海洋法条約裁判所、ミナミマグロ案件本法廷暫定判決と
仲裁法廷の判断の違いはこの点にかかわるものです。
(つづく)
>風の影響を受けるのは当然ですが、それだけでは甲板では駄目だという論拠になりません。
ゴムボートのような海面すれすれの高さだと、風力が海水との摩擦でかなり削がれます。
大まかに言って大草原の中の一軒屋の屋根の上と地上の風力の違いぐらいですね。
この違いが馬鹿にならないから、世界各地のオフショアにある風力発電プロペラが
かなり高い支柱に据え付けられているのです。
>・接近した方が有利なのは理解できますが、南極海でゴムボートを運用できるという根拠を示して下さい。
http://www.antarctica.gov.au/__data/assets/pdf_file/0011/31502/Issue19-final-low-res.pdf
南極圏研究についてのオーストラリア政府発行一般向け雑誌ですが、
10ページや18ページの写真を見ればゴムボートでいろいろな研究をしている
のが見られます。
浮氷や氷山は見えないけれど、南極海域でゴムボートからザトウクジラに衛星タグ
を付けているいるのが
http://www.antarctica.gov.au/__data/assets/pdf_file/0018/22671/ml_403466549074074_antarctic_mag_18.pdf
この9ページの写真です。
>・また、その場合でも動揺や波浪の影響を受けず、正確に狙えるという根拠を示して下さい。
もちろん風力が強くて波が高ければ命中率が下がるでしょう。
だけれど、そういう時は捕鯨船でもゴムボートほどではないとはいえ揺れが大きい
ですね。
にもかかわらず、捕鯨用のハプーンでは100%に近い水準で命中しているのです。
一方日本側の説明では、外洋では波が荒いからバイオプシーや衛星タグ装着は
困難だと。。。
これがなぜなのか、というのがIWC科学委員会/専門家パネルの疑問だったの
です。
結論は、他の国々ではいろいろ用途や状況に応じた用具の研究開発をやって
いるのに、日本では千葉工大の観太くん計画など、「部外者」の試みが冷遇され、
鯨類研究の総本山であるはずの水産庁水研、鯨研では真剣に非致死調査
用具を開発してこなかったのではないのかということです。
非致死調査では鯨肉売り上げが出ないですからね。
科学調査のコンセプト形成を、副産物収入の有無で左右し、結果として20年
以上やってまともな成果が出ていないというのは、もはや「科学調査」が
副産物収集の口実にしかなっていないという疑いを十分に支持する状態ですね。
国際司法裁判所の判事たちが、どこまでこういう領域に立ち入るかというのが
焦点です。
司法形式主義が強い場合には、こういう判断を避けるというケースが十分に
考えられます。裁判官の科学知識、一般世論の知的水準が高くなればなるほど、
内容的実質判断の比重が高まるでしょうね。
1998−2000年国連海洋法条約裁判所、ミナミマグロ案件本法廷暫定判決と
仲裁法廷の判断の違いはこの点にかかわるものです。
(つづく)
これは メッセージ 51765 (corax_lupus さん)への返信です.
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