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Re: コイヘルペス問題は水産技官が招いた失

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2009/10/31 23:07 投稿番号: [39077 / 62227]
>この現実離れの画餅防疫施策で、もうすでに自殺者まで出してしまってるんですがね。

自民党からは、「そんなのはいくらでもある」とか言われておしまいなんで
しょうかね。

レスが遅くなりましたが、ご紹介ありがとうございました。
霞ヶ浦・北浦で大量死した食用の真鯉と、輸出されている観賞用の錦鯉で、
実際の養殖業者の稚魚への自然免疫(ウイルス保有魚)の作り方が
違うのじゃないかと思ってちょっと調べていたので明快な構図を作るのに
時間がかかってました。

結論は、いまだにはっきりとした「事実」はわからないのですが、
複数あるシナリオのうちで、水産庁が採用したのはもっともプリミティブ
で幼稚なシナリオだったということです。

1)原因はウイルスだけである。
2)災厄はいつも外国からやってくる。
3)水際でウイルスの侵入を食い止め、国内は無菌(無ウイルス)地帯に
する。

というシナリオですね。

現代のやりかただと、複数ある可能性のシナリオの組み合わせのなかで、
リスクと利得の兼ね合いの均衡点を見つけるという、それこそ
鳩山1977年論文のようなシステム工学が標準です。

それに対して水産庁ははじめっから決めうちで一つのシナリオに
固執し、現実には不可能な法制度を作ってしまったのですね。

どうして超一流大学出た人たちが、こういう幼稚なシステム論を採用する
のかと考えるてみました。

やっぱり社団法人日本水産資源保護協会の検査料収入と、そういう
「仕事をしている」というアリバイによる、協会への補助金、天下り
ポストの正当化という意図が、確率論的には最有力になるでしょうね。

検査料それ自体は、1件あたり会員団体所属者¥120,000、一般依頼者
¥140,000と、個々の養殖者にとっては高額でも、「組織」にとっては
そうたいした金額じゃあないです。やっぱり必要性の希薄な天下り団体の
アリバイ作りという要素が大きいのかな。

欧州の論文もいろいろ調べてみたのだけれど、自然に近い状態でかなり
広範に養殖されている食用鯉、ドイツ鯉ではこの問題は出てないですね。
観賞用の輸入錦鯉だけです。やっぱりキャリア/ノンキャリアの混交と、
過密飼育等の複合要因というあたりがいちばんありそうな災厄のもと
なのだろうね。ウイルス自体は昔からどこにでもいて、時々病原性の
強い変異が出るけれど、粗放な飼い方をしていればたいした問題には
ならないということでしょう。

パターンとしてはミツバチの蜂群崩壊症候群が養殖錦鯉の問題に近い
のだけれど、ウイルスを根絶するために感染群を皆殺しにしようとか、
ワクチンを開発しようとか、そういうウイルス=敵にパラノイアックに
固執する発想というのは、現代のプロの生物学者、疫学者にはないですね。

病原体だけにしか目が向かないというのは幼稚すぎます。
これもやっぱり原理主義の一種なのだろうな。
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