中前明氏のトリック
投稿者: r13812 投稿日時: 2009/06/26 20:26 投稿番号: [36023 / 62227]
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/whale/t2/sato/6
IWCの総会で、昨年から日本が南極海での捕鯨を中止する代わりに、沿岸小型捕鯨再開を認めるというような妥協案を話し合ってきた作業部会について、その結論を2010年の総会までに出すようにという提案に合意しました。
この議論の中で水産庁の中前氏は、日本は南極海での調査捕鯨においてミンククジラの捕獲枠を削減すること、ザトウクジラを捕獲枠からはずすこと、さらに南大西洋をクジラ保護区にすることに同意する用意があるにもかかわらず、反捕鯨国が譲歩をしないという趣旨の発言をしました。この譲歩によって、日本の沿岸捕鯨を許可して欲しいというのです。
反捕鯨国の妥協が足りないと発言する日本代表の中前明氏
この発言にはトリックがあります。確かに日本は譲歩しているように聞こえますが、これらを日本が受け入れても現状を何も変えなくても良いのです。
ミンククジラの捕獲数については、現在の上限約900頭から650頭にするという削減案を提案したということですが、これは今年の捕獲数679頭、昨年の捕獲数551頭とほとんど変わらず、さらに4年前までの上限だった440頭より200頭以上も多いのです。さらに、ザトウクジラについてはそもそも現在も捕獲しておらず、また南大西洋での捕鯨も行っていないので、南大西洋がクジラ保護区となっても問題はありません。
この譲歩案は、IWCに参加している各国代表団にとってみれば、日本がまったく譲歩した結果ではないことは明らかです。たとえばホガース議長は、「『不十分だと考える国がある』と一層の削減の必要性を強調した。毎年50頭の捕獲を予定するナガスクジラの調査捕鯨も『減らす必要がある』とした」と、コメントを引用されています。(共同通信:「調査捕鯨削減が『最重要』IWC議長、日本の譲歩促す」)
各国の代表団と話をしていると、「日本と交渉を始めた当初は、沿岸捕鯨を認められる代わりに南極海での捕鯨について廃止を含め検討するという提案に前向きだったのに、話が進むにつれ日本にとって何もマイナスのない提案をしてきた。日本が本当に交渉に真剣なのか疑問だ。時間稼ぎではないと良いのだが」ともらす人が多かったのが印象に残ります。
これは メッセージ 36015 (r13812 さん)への返信です.
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