CO2で海の騒音増加、クジラにも影響
投稿者: springsanbo 投稿日時: 2009/05/08 15:08 投稿番号: [34196 / 62227]
世界中の海で酸性化が進むにつれて水中の騒音が激しくなり、音に頼って生活しているクジラなどの海洋哺乳類を混乱させる可能性があるという。空気中の二酸化炭素が増加の一途をたどっている現在、その影響で海水の音の伝達力が大幅に高まると予測されているためだ。
この変化は、広い範囲を遊泳する希少なクジラにとっては互いを見つけることや生殖が容易になる可能性もある。しかし、人間に例えると、人混みのなかで周囲の話し声に負けずに懸命に会話をするような状況になりかねないという。
共同研究者でカリフォルニア州にあるモントレー湾水族館研究所の地球化学者ピーター・ブルーアー氏は、「これはつまり、波や船の雑音など海中の暗騒音レベルが上がるということだ」と言う。自然保護団体グリーンピースUSAの海洋キャンペーン・ディレクター、ジョン・ホッチェバール氏も「海洋生物にとっては災難だ」と同意する。
研究チームのメンバーであるキース・ヘスター氏によると、海水中の音の伝達は各種のイオン(電荷を帯びた原子)の濃度に影響を受けるという。
イオンは水の水素イオン指数(pH)に影響され、化石燃料の燃焼で発生した二酸化炭素を吸収するにつれて酸性が強くなり、その結果、炭酸(ソーダ水に含まれる酸)が生成される。海洋の酸性度は2050年までに0.3 pH増加すると予測されている。たいした数値ではないと思えるかもしれないが、この変化によって遠くの音の伝達効率が70%も増加するという。
この影響について確かなことは分かっていないが、これまでの研究では、海軍の強力なソナー(音波探知器)が海洋生物に難聴などの障害を引き起こす恐れがあると指摘されている。動物への影響だけでなく、軍事用ソナーのオペレーターがかすかな信号と暗騒音を区別しにくくなる可能性もある。
この新研究は「Geophysical Research Letters」誌に掲載されている。
海洋生物学者たちは、海水の音の伝達力向上によって海洋生物にどのような影響があるのか予測するのは難しいと話している。ハワイ大学のリチャード・ジービー氏は、「生物学的な影響はいまのところ確かではない」とメールで回答を寄せた。
しかし、この変化が化石燃料の燃焼による予想外の副作用であることは明らかだ。「人間が海に大きな変化をもたらしていることの一例だ。1時間当たり1億トンの二酸化炭素が海に吸収されており、そのためにさまざまな変化が起きている。われわれはまだその変化を解明している途中だ」とヘスター氏は述べている。
Photograph by Brian J. Skerry/NGS
http://blogs.yahoo.co.jp/springsanbo/16256545.html
この変化は、広い範囲を遊泳する希少なクジラにとっては互いを見つけることや生殖が容易になる可能性もある。しかし、人間に例えると、人混みのなかで周囲の話し声に負けずに懸命に会話をするような状況になりかねないという。
共同研究者でカリフォルニア州にあるモントレー湾水族館研究所の地球化学者ピーター・ブルーアー氏は、「これはつまり、波や船の雑音など海中の暗騒音レベルが上がるということだ」と言う。自然保護団体グリーンピースUSAの海洋キャンペーン・ディレクター、ジョン・ホッチェバール氏も「海洋生物にとっては災難だ」と同意する。
研究チームのメンバーであるキース・ヘスター氏によると、海水中の音の伝達は各種のイオン(電荷を帯びた原子)の濃度に影響を受けるという。
イオンは水の水素イオン指数(pH)に影響され、化石燃料の燃焼で発生した二酸化炭素を吸収するにつれて酸性が強くなり、その結果、炭酸(ソーダ水に含まれる酸)が生成される。海洋の酸性度は2050年までに0.3 pH増加すると予測されている。たいした数値ではないと思えるかもしれないが、この変化によって遠くの音の伝達効率が70%も増加するという。
この影響について確かなことは分かっていないが、これまでの研究では、海軍の強力なソナー(音波探知器)が海洋生物に難聴などの障害を引き起こす恐れがあると指摘されている。動物への影響だけでなく、軍事用ソナーのオペレーターがかすかな信号と暗騒音を区別しにくくなる可能性もある。
この新研究は「Geophysical Research Letters」誌に掲載されている。
海洋生物学者たちは、海水の音の伝達力向上によって海洋生物にどのような影響があるのか予測するのは難しいと話している。ハワイ大学のリチャード・ジービー氏は、「生物学的な影響はいまのところ確かではない」とメールで回答を寄せた。
しかし、この変化が化石燃料の燃焼による予想外の副作用であることは明らかだ。「人間が海に大きな変化をもたらしていることの一例だ。1時間当たり1億トンの二酸化炭素が海に吸収されており、そのためにさまざまな変化が起きている。われわれはまだその変化を解明している途中だ」とヘスター氏は述べている。
Photograph by Brian J. Skerry/NGS
http://blogs.yahoo.co.jp/springsanbo/16256545.html
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/a45a4a2a1aabdt7afa1aaja7dfldbja4c0a1aa_1/34196.html