原発消滅後の社会を想像する

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なぜどこの電力会社も原発を持っているか

投稿者: sans_nucleaire 投稿日時: 2011/04/16 16:12 投稿番号: [29 / 50]
日本にも原発がどうしても必要かという点で言えば、実はなければないなりにやっていくことは可能ですが、それだけでは困る部分もあるので、危険を承知で原発を作っていくのが通産省の方針で、それゆえ、必要性の小さい北海道電力も北陸電力も自前で原発を設置しなければならなくなり、方式の異なる原発を各電力会社で導入することで、技術開発と、首都圏や関西圏の危険を地方に押し付けざるを得ない現状に対するカモフラージュに成功していたと思われます。

便利と言うのは、人間の知恵でもって自分の力を越える力をうまく制御して使うことであり、その意味では自動車も石油ストーブも漁業も新幹線も危険と隣り合わせではあるものの、知恵でもってそこそこのものにしているのであり、その意味で言えば、今回の原発の事故は、日本人の知恵が足りなかった結果と言えます。

発電に占める原子力の割合は3割程度ですが、これは一度運転させればなるべく発電量が一定になるような制御しかできないものなので、夜間は電力が余るため、これを割安で売るか、揚水発電の位置エネルギーとして貯めておいて、重要が大きくなる昼間に電力を取り出すという無駄な事をしなければならない、結構扱いの面倒なものでもあります。

原発のない時代が、3割だけ電力消費を減らすだけのものならば、十何年前に戻るだけで済むことになるとは思いますが、それだけではつまらないので、経済的な動機に基づく節電を促進するために、電力料金を引き上げると同時に、自動車の燃料などへの税負担も増大させることで、総合的なエネルギー政策を考え直し、資源に乏しい日本の社会を、より省エネ技術の構築に向けさせることができれば面白いと思います。

今のところ水力発電のシェアは10%以下ですが、原発もダムもダメということになれば、火力発電を増やすしかなく、その貴重な電力をいかに効率よく使うかというのが社会が考える課題になります。
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