鯨類の保護について

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10.付随的捕獲(混獲)

投稿者: capt_paul_watson 投稿日時: 2008/06/10 17:42 投稿番号: [12 / 2396]
  混獲は、漁獲対象外の動物を偶然に、あるいは意図的に捕獲すること。要するに"巻き添え"です。犠牲になるのは、海鳥やウミガメ、マンボウやサメなどの魚、そしてイルカやクジラたち。ツナ缶のマグロのために、東部熱帯太平洋のハシナガイルカやマダライルカなどが年間10万頭以上殺されていた時期があります。北太平洋では、イシイルカが日本のサケマス流し網漁により年間1万〜2万頭も殺され、個体数減少に大きく関与しました。80年代のニューファウンドランド沖では、個体数の少ないザトウクジラの北大西洋個体群のかなりの割合が魚網にかかる事故で死亡したとみられます。多くの海洋生物を犠牲にすることで"死の壁"の代名詞を被せられた公海流し網は、90年代初頭に国連決議によって全面禁止が決まりました。しかし、今でもなお多くの動物たちが、魚網や漁具に絡まって溺れ死ぬ事故に遭っています。(有害ゴミの項目も参照)。延縄漁による海鳥の混獲数は世界で年間30万羽に上ると推計されます。
  絶滅危惧種のアホウドリ保護・増殖プロジェクト、資金を拠出しているのは実は日本ではなく米国政府(読売2/7/'08)。きっかけは、アラスカのタラ漁で混獲されたたった2羽のアホウドリ。アホウドリの生息域と重なる海域でマグロ延縄漁を展開し、消費大国でもある日本ですが、農水省・水産庁には予算がない環境省に代わって積極的に保護施策に乗り出す姿勢がまったく見られません。こんなところにも、捕鯨推進と共通する野生動物保護に対する意識の低さが如実に表われているのです。「ニワトリやカラスやカルガモ(お堀以外の)やマグロを殺してアホウドリを殺さないのは差別だから殺せ」「順調に増えてるんなら、ミンククジラと同様アホウドリも殺す研究をすべきだ」──そんな恐ろしい声が聞こえてきそうで背筋が寒くなります・・。
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