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日本は新たな世界の工場に

投稿者: mutekinozerosen 投稿日時: 2003/12/21 22:19 投稿番号: [96475 / 232612]
バブル崩壊後、日本の製造業も崩壊し、シナが新たな世界の工場ともてはやされていますが、日本は、別の意味で世界の工場として復活しつつあるようです。VOICE   2004年1月号の長谷川慶太郎氏の論文に記事がありましたので、要約して紹介します。

現在世界一の半導体・液晶メーカーである韓国の三星電子は、韓国企業として研究開発に際立った努力をする企業として知られていますが、その生産に必要な製造機械、原材料、副原料など、ほとんどすべての分野に日本からの供給に依存している。漢江の奇跡といわれた韓国の高度成長も、日本からの輸入に支えられたもので、韓国の経済が成長すればするほど、日本との貿易赤字が拡大してゆく。

同様の構造が中国についても見られ、2000年の対中国貿易のバランスを見ると、日本からの輸出が1に対して、中国からの輸入が1.8であったのが、2003年9月までの実績を見ると中国からの輸入が1.2に縮小している。このまま推移すれば一両年中に中国側の赤字に移行するであろう。中国の経済成長は日本からの製造機械と生産資材抜きには存在し得ないという事態が、まもなく到来するであろう。

中国では月産200万台超の自動車生産が始まっているが、同時に自動車の車体に使う鋼鈑が急速に高度化、高級化した。中国製の高級鋼鈑は日本の製鉄所が供給する鋼鈑と寸分も違わないが、プレスにかけて打ち抜いた時質の差が歴然と現れる。中国製の自動車用鋼鈑は「ひびが入る」「割れる」「プレスにかけたとき打ち抜く部分が平滑にならない」といった質の低さが目立ち、中国の自動車業界は日本製の鋼鈑を輸入する以外に量産体制を維持できない事態に直面し、日本製鋼鈑の中国向け輸出がブームになっている。

円高が進行しても日本の商品輸出を削減する要素にはならず、円高と無縁に輸出は拡大している。1985年プラザ合意のあった年、当時の円相場は240円であった。同じ年商品輸出は42兆円であった。2002年の円相場の平均はほぼ120円で、日本の輸出は同じ年52兆円であった。つまりレートが倍になったにもかかわらず、輸出は10兆円のびた。これは驚くべきことである。

その理由は、日本の輸出構成にある。日本の輸出商品の80%は機械を中心とした資本財、部品からなる生産財である。消費財は20%にすぎない。従って日本商品の買い手は8割が企業で、個人は2割しか占めていない。個人の場合値札を見て購入するのに対し、企業は値段以上に「品質・性能」「信頼性」「納期」などの非価格競争力を重視する。ゆえに円高が進行しても世界の民間企業は日本商品以外の買うべき商品を見出すことができない。

こう述べて、長谷川氏は日本が高度成長を継続する中で世界経済は衰退に向かうことはないと結論しています。この論文の中で我々にとって心強いのは、韓国が日本の生産財、部品なしでは最先端の工業製品を生み出す力がなく、韓国が今後も先進国として成長を続けて行くには、日本と関りを深めていかざるを得ないということでしょう。これが、韓国内でしばしば起こる安易な北朝鮮統合や、親中感情の抑止になるということです。中国に対しても、韓国と同じく、日本が産業の根幹を押さえることができます。日本はこうした立場を安全保障上うまく使うべきでしょう。
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