北朝鮮と核の魔力
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/12/02 01:17 投稿番号: [94519 / 232612]
6カ国協議の内容を追っていますが、どうせ全部の内容が出るわけでもないし、1〜2ヶ月経ってこうだったということもある。
だんだん分からなくなります。
直接のレスにはなっていませんが、
核の魔力に取り憑かれた北朝鮮のことを書いているピタリの文章がありました。
北朝鮮の核放棄は容易ではないです。
<日本戦略フォーラム>のHPから太田博(近畿大教授、元駐タイ大使)
http://www.jfss.gr.jp/jp/zuisou_25j.html
(前略)
では、北朝鮮は何のために核開発を進めようとしているのだろうか。
北朝鮮の核開発につき本格的な疑惑がもたれるようになったのは、1989年米国が寧辺での再処理施設の建設を探知して以降である。枠組み合意に至る経緯をみると、北朝鮮は米国から安全の保障と経済的利益(当面はエネルギー)を得るために、核を外交的カードとして使ったとの印象が強い。考えてみれば、北朝鮮にとって核の脅し以外に米国を真剣にさせる手段はない。北朝鮮が核で脅さなければ、米国をはじめ世界にとって北朝鮮は限界的存在でしかないのである。
金正日にとっての最大の関心事は体制の維持である。北朝鮮は自国の安全の保障を確保すると同時に経済破綻の回避のための支援を獲得するためには、唯一の頼りである核の切り札を使わざるを得ない。
それでは北朝鮮は体制の維持が確保されれば、米国、日本などが要求しているような「検証可能で完全な」核開発の放棄を実行するだろうか。それは大いに疑問のあるところである。
第一に米朝双方の基本姿勢からいって、 6カ国協議の中で米朝間で短期間に合意が成立するとは考えられない。交渉が長期化すれば、北朝鮮は核の脅しを有効に保つために脅しをエスカレートさせるであろう。先般の第一回6カ国協議で北朝鮮は既に核保有宣言をほのめかしている。交渉のダイナミックスからいって、北朝鮮が核保有にまでいたる可能性は排除できないのである。
第二により基本的に言えば、北朝鮮が体制維持に全く懸念を抱かなくて済むような状況は、ありえないのではないか。仮に米国が不可侵条約の締結に合意したとしても、北朝鮮は状況によっては米国が条約を破棄することもありうると疑うのではないか。そうとすれば、北朝鮮は合意の内容如何にかかわらず、最後の切り札を完全に放棄することははできないのではないか。枠組み合意にかかわらず極秘裏に濃縮計画を進めていた事実は、金正日の思考を示唆するものである。
第三に懸念すべきは、枠組み合意は過去の再処理の可能性は追求しなかったので、米国が述べているように北朝鮮が既に原爆を1、2発持っている可能性が高いことである。
つまり、北朝鮮が核開発を放棄する可能性はまず考えられず、核保有国北朝鮮の存在が現実となる恐れが高いと言わざるをえないのである。
我が国は何をなすべきか。まず何よりも北朝鮮の核保有阻止に全力を尽くすべきであろう。これは上述のごとく至難の業であろう。しかし幸い中国、ロシアも含め北朝鮮の核保有は許さないとの一致した認識がある。我が国は6カ国協議、バイの日朝 協議を通じてあらゆる努力を惜しんではならない。
と同時に、我が国は核保有国北朝鮮の出現の可能性に備えるべきである。北朝鮮が 核を保有するに至れば、北朝鮮の核の脅しは「核武装の脅し」から「核攻撃の脅し」に エスカレートする恐れがある。その場合の第一のターゲットは日本である。 北朝鮮の核への対応は、第一義的には米国の報復に頼ることである。いざと言うときの米国の報復を確保するためには、日米安保体制のいっそうの充実を図ることが不可欠である。
と同時に米国と協力してミサイル防衛体制の確立を急ぐべきである。 さらに我が国として、北朝鮮の核の脅しに対する通常戦力による報復能力の整備に努めることが必要である。いざと言う場合に北朝鮮に耐えがたい損害を与える能力を整備することが、北朝鮮の核の魔力を封じ込める要諦であろう。
だんだん分からなくなります。
直接のレスにはなっていませんが、
核の魔力に取り憑かれた北朝鮮のことを書いているピタリの文章がありました。
北朝鮮の核放棄は容易ではないです。
<日本戦略フォーラム>のHPから太田博(近畿大教授、元駐タイ大使)
http://www.jfss.gr.jp/jp/zuisou_25j.html
(前略)
では、北朝鮮は何のために核開発を進めようとしているのだろうか。
北朝鮮の核開発につき本格的な疑惑がもたれるようになったのは、1989年米国が寧辺での再処理施設の建設を探知して以降である。枠組み合意に至る経緯をみると、北朝鮮は米国から安全の保障と経済的利益(当面はエネルギー)を得るために、核を外交的カードとして使ったとの印象が強い。考えてみれば、北朝鮮にとって核の脅し以外に米国を真剣にさせる手段はない。北朝鮮が核で脅さなければ、米国をはじめ世界にとって北朝鮮は限界的存在でしかないのである。
金正日にとっての最大の関心事は体制の維持である。北朝鮮は自国の安全の保障を確保すると同時に経済破綻の回避のための支援を獲得するためには、唯一の頼りである核の切り札を使わざるを得ない。
それでは北朝鮮は体制の維持が確保されれば、米国、日本などが要求しているような「検証可能で完全な」核開発の放棄を実行するだろうか。それは大いに疑問のあるところである。
第一に米朝双方の基本姿勢からいって、 6カ国協議の中で米朝間で短期間に合意が成立するとは考えられない。交渉が長期化すれば、北朝鮮は核の脅しを有効に保つために脅しをエスカレートさせるであろう。先般の第一回6カ国協議で北朝鮮は既に核保有宣言をほのめかしている。交渉のダイナミックスからいって、北朝鮮が核保有にまでいたる可能性は排除できないのである。
第二により基本的に言えば、北朝鮮が体制維持に全く懸念を抱かなくて済むような状況は、ありえないのではないか。仮に米国が不可侵条約の締結に合意したとしても、北朝鮮は状況によっては米国が条約を破棄することもありうると疑うのではないか。そうとすれば、北朝鮮は合意の内容如何にかかわらず、最後の切り札を完全に放棄することははできないのではないか。枠組み合意にかかわらず極秘裏に濃縮計画を進めていた事実は、金正日の思考を示唆するものである。
第三に懸念すべきは、枠組み合意は過去の再処理の可能性は追求しなかったので、米国が述べているように北朝鮮が既に原爆を1、2発持っている可能性が高いことである。
つまり、北朝鮮が核開発を放棄する可能性はまず考えられず、核保有国北朝鮮の存在が現実となる恐れが高いと言わざるをえないのである。
我が国は何をなすべきか。まず何よりも北朝鮮の核保有阻止に全力を尽くすべきであろう。これは上述のごとく至難の業であろう。しかし幸い中国、ロシアも含め北朝鮮の核保有は許さないとの一致した認識がある。我が国は6カ国協議、バイの日朝 協議を通じてあらゆる努力を惜しんではならない。
と同時に、我が国は核保有国北朝鮮の出現の可能性に備えるべきである。北朝鮮が 核を保有するに至れば、北朝鮮の核の脅しは「核武装の脅し」から「核攻撃の脅し」に エスカレートする恐れがある。その場合の第一のターゲットは日本である。 北朝鮮の核への対応は、第一義的には米国の報復に頼ることである。いざと言うときの米国の報復を確保するためには、日米安保体制のいっそうの充実を図ることが不可欠である。
と同時に米国と協力してミサイル防衛体制の確立を急ぐべきである。 さらに我が国として、北朝鮮の核の脅しに対する通常戦力による報復能力の整備に努めることが必要である。いざと言う場合に北朝鮮に耐えがたい損害を与える能力を整備することが、北朝鮮の核の魔力を封じ込める要諦であろう。
これは メッセージ 94359 (wooo3810 さん)への返信です.