小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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参考>微妙な問題孕む対北朝鮮経済制裁

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/11/22 05:28 投稿番号: [93577 / 232612]
先の総選挙を前に、「北朝鮮による拉致被害者の家族会」と支援団体「救う会」は、立候補予定者に<北朝鮮に対する経済制裁>アンケート調査を行った。当選者の回答結果は発表によると、(1)送金や貿易を制限する外為法改正には81・2%(2)万景峰号など特定船舶の入港を制限する新法制定には75・8%――が、それぞれ賛成であった。

  拉致被害者と家族は一方で、小泉訪朝1年に当たる先月と、今月11日、小泉首相に「再度訪朝して残る家族を連れて帰ってほしい」とも要望している。小泉首相であれ政府要人が訪朝するとすれば、交渉=話し合いのためであり、それは「こぶしを振り上げること」である経済制裁と両立はしえない。拉致問題の解決よりも、制裁自体が目的化し拙速にならないか、私は今から危惧を感じている。

  経済制裁は、(1)不誠実な対応をとり続ける金正日政権への強い抗議の意思表示(2)圧力をかけて譲歩を促す――という二つの意味が考えられるだろう。だが、経済制裁を日本が課したとしても、残念ながら、現実には効果は、さほど大きいとは言えない。

  01年の日朝貿易の総額は約430億円。北朝鮮全体の5分の1程度である。日本の輸入品目の8割近くは魚介類と繊維製品で、日本が輸入を止めると、韓国や中国に振り向けられるだろう(値は韓国銀行推計)。

  また、周辺国に制裁への同調を呼びかけても、対北朝鮮政策の優先順位が異なるため、拉致だけで同調する国はない。逆に制裁を理由に、金正日政権は態度を硬化させ、政府要人訪朝の窓を閉ざしてしまう可能性が高い。とすると、経済制裁の意味は、どうしても(1)の抗議の意思表示という性格が強くならざるを得ない。

  「経済制裁」と「小泉再訪朝」を「家族会」が求めるのは、何としても家族を救い出したいという切実な気持ちの現れだ。拉致問題解決のために政治は何をなすべきか?   「経済制裁」を含め、様々な選択肢は具体的に、有効性が検討されなくてはならない。

(石丸次郎・アジアプレス大阪オフィス代表)

http://www.seikyo.org/asiawave_new21.html
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