某脱北ブローカー
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/10/25 20:23 投稿番号: [90870 / 232612]
脱北請け負う元軍人:金積めば「安全な空路」
中越国境の町。朝鮮族の男がベトナム人の商売人にドル紙幣を握らせた。「こいつら、ハノイまで案内頼むよ」。男には連れがいた。北朝鮮脱出住民の家族。中国国内の潜伏先から男の助けを借り国境を越えてきた。
ハノイで一行は別のベトナム人に付き添われ、海岸沿いに走る鉄道でホーチミンへ。ここでもドルが物を言う。今度は密貿易業者に頼み、車でカンボジアに入る。
プノンペンで韓国大使館に連絡。大使館手配の航空機でタイへ飛び、現地の大使館員と最終目的地の韓国に向かう。
中国の潜伏先から約1万キロの旅。3カ月かかることもある。
「1人当たり300万―500万ウォン(約30万―50万円)。これが一番安いルート」
ソウルの喫茶店。朴明哲(35)=仮名=は周囲を気にすることもなく早口でまくしたてた。日焼けした顔。小柄だが、腕の筋肉には厚みがある。朝鮮族やベトナム人を束ねて脱北者を韓国まで送り、報酬を手にする「脱北ブローカー」だ。
日本の脱北支援の非政府組織(NGO)から「昨年、北京の大使館集団駆け込みにかかわった男」と紹介された。
自らも昨年3月に脱北し12月、韓国に。元軍人。貿易担当の中尉として北朝鮮と中国の間を行き来していたが、密輸に絡み摘発されそうになり中国に逃れたという。
「中国では、脱北者を朝鮮族に仕立てた。偽造旅券を持たせ韓国大使館で、ビザを取るふりをして亡命させる」
最も安全、確実なのは偽造旅券を使い、中国から空路韓国入りするルート。偽造費用に加え、入管職員へのわいろもいる。“経費”込みで報酬は1人につき1200万ウォン。
脱北者は韓国政府からの定着金をブローカーへの報酬に充てる。定着金は1人平均約3700万ウォン。うち頭金として入るのは1400万ウォン程度。空路韓国入りのルートだと大半を使い果たす。
「北朝鮮の軍人時代も含め、約50人を脱北させた。協力者に謝礼を払い、1回の仕事で手元に残るのは20万―30万ウォン。月数100万ウォンになることもある」と朴。
脱北者は、残してきた家族らを呼び寄せる。依頼は後を絶たない。
× × ×
北朝鮮からの住民脱出が続いている。昨年、中国で相次いだ外国公館駆け込み。スペイン大使館に25人がなだれ込み、瀋陽の日本総領事館の正門で一家5人が拘束され た。その後も韓国大使館、日本人学校…と脱北の波は途切れない。
日本人妻帰国や日本のNGO代表拘束もあった。脱北者やブローカー、支援活動家らの証言で北朝鮮から中国を経て韓国、日本に至る道をたどり、脱出劇の舞台裏とそこに潜む危うさを検証する。=敬称略
【編注】パク・ミョンチョル
(共同)
http://kk.kyodo.co.jp/is/kktopColumn.html
中越国境の町。朝鮮族の男がベトナム人の商売人にドル紙幣を握らせた。「こいつら、ハノイまで案内頼むよ」。男には連れがいた。北朝鮮脱出住民の家族。中国国内の潜伏先から男の助けを借り国境を越えてきた。
ハノイで一行は別のベトナム人に付き添われ、海岸沿いに走る鉄道でホーチミンへ。ここでもドルが物を言う。今度は密貿易業者に頼み、車でカンボジアに入る。
プノンペンで韓国大使館に連絡。大使館手配の航空機でタイへ飛び、現地の大使館員と最終目的地の韓国に向かう。
中国の潜伏先から約1万キロの旅。3カ月かかることもある。
「1人当たり300万―500万ウォン(約30万―50万円)。これが一番安いルート」
ソウルの喫茶店。朴明哲(35)=仮名=は周囲を気にすることもなく早口でまくしたてた。日焼けした顔。小柄だが、腕の筋肉には厚みがある。朝鮮族やベトナム人を束ねて脱北者を韓国まで送り、報酬を手にする「脱北ブローカー」だ。
日本の脱北支援の非政府組織(NGO)から「昨年、北京の大使館集団駆け込みにかかわった男」と紹介された。
自らも昨年3月に脱北し12月、韓国に。元軍人。貿易担当の中尉として北朝鮮と中国の間を行き来していたが、密輸に絡み摘発されそうになり中国に逃れたという。
「中国では、脱北者を朝鮮族に仕立てた。偽造旅券を持たせ韓国大使館で、ビザを取るふりをして亡命させる」
最も安全、確実なのは偽造旅券を使い、中国から空路韓国入りするルート。偽造費用に加え、入管職員へのわいろもいる。“経費”込みで報酬は1人につき1200万ウォン。
脱北者は韓国政府からの定着金をブローカーへの報酬に充てる。定着金は1人平均約3700万ウォン。うち頭金として入るのは1400万ウォン程度。空路韓国入りのルートだと大半を使い果たす。
「北朝鮮の軍人時代も含め、約50人を脱北させた。協力者に謝礼を払い、1回の仕事で手元に残るのは20万―30万ウォン。月数100万ウォンになることもある」と朴。
脱北者は、残してきた家族らを呼び寄せる。依頼は後を絶たない。
× × ×
北朝鮮からの住民脱出が続いている。昨年、中国で相次いだ外国公館駆け込み。スペイン大使館に25人がなだれ込み、瀋陽の日本総領事館の正門で一家5人が拘束され た。その後も韓国大使館、日本人学校…と脱北の波は途切れない。
日本人妻帰国や日本のNGO代表拘束もあった。脱北者やブローカー、支援活動家らの証言で北朝鮮から中国を経て韓国、日本に至る道をたどり、脱出劇の舞台裏とそこに潜む危うさを検証する。=敬称略
【編注】パク・ミョンチョル
(共同)
http://kk.kyodo.co.jp/is/kktopColumn.html
これは メッセージ 90639 (gvjkbh8 さん)への返信です.