柳の木の下に二匹目のドジョウはいるか
投稿者: io144 投稿日時: 2002/10/05 19:11 投稿番号: [9050 / 232612]
日本の帝国主義競争へのデビューは19世紀の黒船来航がきっかけであったが、朝鮮半島の領有権を争った日清戦争の日本軍の勝利に、欧米諸国はびっくり仰天してしまった。
そして、日本軍の特攻精神に軍隊の理想を見つけたのである。
以前、
『ジェイコブズラダー』
という、ベトナム戦争の米軍の内幕を扱った映画があった。
ジェイコブズラダーとは、アメリカ軍の兵士が戦闘に恐怖心を持たないように、兵士に与えた覚せい剤の名称だ。
兵士はこの薬によって戦闘の恐怖を消し去り、勇敢に戦うことができる。
軍隊の一番の悩みは、いかに兵士を戦わせるか、ということであるかもしれない。
欧米の日本軍に対する敬服は、日清戦争の突撃戦法による勝利から始まった。勇敢な軍隊は尊敬に値する。
日本軍は特攻を恐れない一人一人の兵士の勇気よって評価を高め、国の評価を高めた。
日露戦争・日中戦争でも突撃戦法で大勝利をおさめることができた。
一匹目のドジョウの誕生である。
近年の日本の海外との付き合い方は、強い相手にはもみ手をして後ろに従い、弱い相手には特攻精神でぶち当たっているかのようだ。
北朝鮮は弱い相手である。最近の報道を見ると、北朝鮮には明らかに一匹目のドジョウ戦法で取り組んでいる。
国内対策では、拉致家族の悲しみに暮れる映像を何度も何度も繰り返し放送し、国民の同情をさそい、北朝鮮はけしからんというイメージを作り上げる。
他方では、不審船の引き上げを急いで行い、不審船の中から出てきた、旧式のどうでもいいような機関砲をデデーンと映し出し、「どうだ!
これが北朝鮮だ」
と言っている。
日清戦争当時の特攻攻撃で勝てる時代は、国民の戦意を昂揚し、弱肉強食の論理はまかり通る。
しかし今は核戦争の時代だ。
弱肉強食の論理は通用しないということ。
一匹目のドジョウがとれた当事の戦略はもう通用しないということ。
一世紀以上も前の戦勝の理論を、そのまま現代に強引に通用させようとするのは、無理がある。
現代の戦争は頭脳戦だ。外交戦だ。
政府は過去に勝利した戦法を捨て、北朝鮮・中国・ロシアに対する基本的な付き合い方を見直した方が利口だ。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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