小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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主権国家の責務と北朝鮮の態度

投稿者: mitokoumon_2002 投稿日時: 2003/10/16 19:41 投稿番号: [90204 / 232612]
相手は何しろ北朝鮮の金正日総書記という現代世界でも類例のないカルト的独裁者だから、それへの対応もあらゆる事態を想定しての柔軟な構えが不可欠である。
いかなる国の政府も、自国あるいは同盟国にとって明白な脅威が目前に迫ってくれば、その脅威への対応は最悪の事態までをも想定して、考えられるすべてのシナリオを描き、その最悪への対応を考える、というのが普通である。
このことは主権国家の政府にとっての責務だとさえいえる。
だからブッシュ政権も北朝鮮核開発問題では「すべてのオプションを卓上に残している」(ボルトン次官)という前提を必ず明示することになるわけだ。
そのオプションには当然、軍事手段も含まれる。
アメリカや日本にとっては、どんな状況となっても北朝鮮が核兵器の保有を公然と宣言し、その保有をごく消極的な黙認にせよ、許容してしまうという選択は取れない。
インドが核兵器を開発したという事態とは次元を異にするのである。
アメリカにとっては北朝鮮がそもそも1994年の米朝核合意枠組みに違反し、さらに核拡散防止条約に違反し、朝鮮半島非核化宣言にも違反して、ウラニウム、プルトニウム両方の核兵器開発をひそかに、あるいは公然と、進めてきたことは、当初から絶対に阻止するという超党派の誓約の対象だった。
決して起こしてはならない事態なのである。
今の北朝鮮は従来、守ることを誓った約束を破り、その違反行為を引っ込めることの代償にアメリカなどに対し不可侵条約や経済援助を求めているのだ。
北朝鮮は本来、してはならないこと、しないと誓ったことを単にやめるという約束に対して高価な報酬を求めるという倒錯の大国際パフォーマンスを展開しているのである。
賢明な人はすでに気づいているだろう。北朝鮮にからむトラブルの数々を解決するには結局は金正日体制がついえることが必須条件だということを。
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