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昨日のさんまの沖縄戦の物語

投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2003/09/29 22:13 投稿番号: [88679 / 232612]
普通、戦争映画なんて高校生なんかは見向きもしないものだが、昨日のさんまの戦争映画は、高校生に受けていた様だ。今日買い物をしていたら、「昨日のさんまのよかったねぇ。メチャ泣けた」と話合っている声が聞こえて来た。

私も見ていたので内容はわかっていた。
伝えたい事はともかくとして戦争の怖さ、悲惨さは伝わっていた。

さんま夫婦、徴兵を受けた息子とその嫁、予科連に志願する次男、従軍看護婦に志願する長女、小学生の次女、5歳くらいの3男、爆撃の中をかいくぐって生まれた次女。この家族を中心に物語が展開していた。色々な年代の人を集めた家族だったので、多くの年代の人に共感が持てたのだと思う。

さんまのあのキャラクターだから、暗い戦争の中でも明るく振舞う父親像を演じていた。それにもまた、好感が持てた理由であろう。さんまは、当時の父親と違って子供に「絶対死ぬな」「結婚して良い家庭を持って自分は幸せだから、おまえ達もそうしろ」と涙ながらに語るような親だった。

そんな笑いの絶えない家族だったが、長男が結婚した翌日に赤紙が来て、その辺からこの家族の幸せが崩れて行った。戦争がだんだん激しくなり、次男も志願して出て行き、長女も従軍看護婦として出て行き、最後にさんまが現地防衛隊として町内会で組織された兵隊として出て行った。残されたのは黒木瞳の妊娠しているお母さん、小学生の次女、5歳の3男だけ。その三人で、本土決戦の中を逃げ回った。狭い沖縄の中なので家族の誰かがどこかで出くわすのだ。そんな設定も良かったみたいだ。

結局長男は戦死、友達をかばって突撃して行った次男も戦死、かばって貰った少年は生き残った。(15、6歳なので少年と言うが)

さんまが負傷した米兵を見つけて、上官に銃を渡されて殺せと言われたが、心の優しいさんまは、どうしても撃てなかった。その時、さんまは上官に撃ち殺されてしまった。これがこの映画のクライマックス。

後、岸壁から次々飛び込んだはずの長女は助かっていた。沢山の人と一緒に、洞窟の中に隠れていた3人と赤ん坊は、アメリカの「投降しなさい」と言う呼びかけで、周りの人が制止するのも聞かずに、アメリカが一斉に銃を構える中、「アメリカ人も同じ人間だ」と予ねてから言っていたさんまの言葉を信じて洞窟から出て行った。銃を構えたアメリカ兵が近寄って来た時、次女が、戦死した長男の教員をしていた嫁に教えてもらっていた言葉(教員をしていた嫁は、憲兵に引っ張っていかれながら、「米兵に出会ったらこう言いなさいと教えていた)「ドゥーユーキル?」と言った。米兵は、小学生がそんな事を言うとは思っていなかったので、ちょっとびっくりして「殺さないよ」と優しく子供達の頭をなぜた。

とまあ、こんな感じでした。
今更何で沖縄戦?と思ったが、局の思惑していた意図の反米が、ドラマの出来の良さで見る人に伝わらなかったようである。
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