書評:「北朝鮮利権の真相」
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/09/21 06:12 投稿番号: [87505 / 232612]
『北朝鮮利権の真相』
---- - 野村 旗守 編(執筆者同氏他13氏)
---- - 出版社 宝島社 2003年6月発行
北朝鮮の核を巡る六か国会議が8月27〜29日まで北京で開催されると云われている。北朝鮮という国は日本にとって全く鬱陶しい、怪しからん国である。しかし、北朝鮮がひとりで今の様な国になってしまったのではなく多分に、日本がこんな国になるのに、手をかしてしまったと云う事をみとめざるを得ない。その辺の事情をこの本は詳しく、また歴史的に説明をしてくれている。
主な内容: 1.北朝鮮に弱い日本のマスコミ(北朝鮮天国説等)
2.恥知らずな歴代訪朝団(土下座外交)
3.戦後補償の利権に群がる政治家
4.朝鮮労働党の友党―日本社会党
5.北朝鮮製造の覚醒剤(日本のヤクザ)
6.戦後の暴力と逆差別から生まれた在日朝鮮人の利権
7.朝銀の破綻と公的資金の投入に暗躍した永田町
8.その他
自分がこの本を読んで最も興味を持ったのは次の4点である。
1) 北朝鮮天国説はどうして出て来たのか、また朝日新聞はどう利用されたのか?
1955年、朝鮮総連誕生とほぼ同時に在日朝鮮人の北への帰国運動が始まった。これは朝鮮戦争で失った労働力を補充しようとした北朝鮮からの指示によるものであったが、当初は希望者はなかなか集まらなかった。1959年に日本共産党員が、訪朝記「38度線の北」を書いて「地上の天国」と礼賛、日本政府は、在日の生活保護費の削減や治安問題にプラスになると考え「帰国運動」を支援、マスコミもこれに同調した。当時、日本では南の李承晩政権の独裁に対する批判が強く、一方北については取材が許されず、日本のマスコミ全体が北朝鮮の取材に飢えて居た状態にあった。
1971年に賢い北は朝日新聞に、金日成に単独でインタビユウをする特権を与えた。喜び舞いあがった朝日は麗々しく北朝鮮礼賛の記事を書いたのである。その後、間もなく北の実態はかなり困窮をしている事が分かってきても、自分達が吹聴してきた天国説が崩壊すると面子を失うので、なかなか実態を報道しなかった。
2) 何故、総連は北に多額の金を送金して来られたのか?
1976年に国税局は総連との間で五項目の「合意」を、社会党の故高沢寅男衆議院議員の部屋で結んだと云われている。五項目の内容は、在日の朝鮮商工人の所得申告は個人で税務署にするのではなく、朝鮮商工会が一括して税務署と団体交渉をして税額を決めるという事である。実に驚くべき特権を認めてしまったものである。これは総連傘下の商工人達は事実上納税の義務を果たさなくても良い様なもので、総連から北に多額の送金が出来るのも当然である。
3) 北朝鮮への食糧支援の実態とカラクリ
1997年以降の拠出額は、コメの場合国際価格をベースに算出されている。同じ数量を日本産米で賄えば、その国内価格は国際価格の十倍はするから大きな赤字になるのは当然で、2000年12月の50万トン支援の場合、差損が約1000億円に達したと見られているが、この事は余り表には出てこない。
日本からの米支援に動いた政治家には北から巨額の政治献金が流れていると云われている。
4) 訪朝した有力政治家
金丸信・渡辺美智雄・加藤紘一・森喜朗・野中広務等おなじみの名前が登場している。 そして、今までよく分からなかった事情も詳しく紹介されていて興味深い。
補足: 日本ではセメントに使う川砂利が不足し、代わりに塩分の多い海砂利が使われる事が多い。ところが北朝鮮には川砂利がふんだんにあり、この輸入独占権は大きな利権だと云われている。セメントは建築だけではなく、道路にも多く使用される事を考えると上記の名前も良く理解できると云うものである。
http://member.nifty.ne.jp/ksrp/f3.html
---- - 野村 旗守 編(執筆者同氏他13氏)
---- - 出版社 宝島社 2003年6月発行
北朝鮮の核を巡る六か国会議が8月27〜29日まで北京で開催されると云われている。北朝鮮という国は日本にとって全く鬱陶しい、怪しからん国である。しかし、北朝鮮がひとりで今の様な国になってしまったのではなく多分に、日本がこんな国になるのに、手をかしてしまったと云う事をみとめざるを得ない。その辺の事情をこの本は詳しく、また歴史的に説明をしてくれている。
主な内容: 1.北朝鮮に弱い日本のマスコミ(北朝鮮天国説等)
2.恥知らずな歴代訪朝団(土下座外交)
3.戦後補償の利権に群がる政治家
4.朝鮮労働党の友党―日本社会党
5.北朝鮮製造の覚醒剤(日本のヤクザ)
6.戦後の暴力と逆差別から生まれた在日朝鮮人の利権
7.朝銀の破綻と公的資金の投入に暗躍した永田町
8.その他
自分がこの本を読んで最も興味を持ったのは次の4点である。
1) 北朝鮮天国説はどうして出て来たのか、また朝日新聞はどう利用されたのか?
1955年、朝鮮総連誕生とほぼ同時に在日朝鮮人の北への帰国運動が始まった。これは朝鮮戦争で失った労働力を補充しようとした北朝鮮からの指示によるものであったが、当初は希望者はなかなか集まらなかった。1959年に日本共産党員が、訪朝記「38度線の北」を書いて「地上の天国」と礼賛、日本政府は、在日の生活保護費の削減や治安問題にプラスになると考え「帰国運動」を支援、マスコミもこれに同調した。当時、日本では南の李承晩政権の独裁に対する批判が強く、一方北については取材が許されず、日本のマスコミ全体が北朝鮮の取材に飢えて居た状態にあった。
1971年に賢い北は朝日新聞に、金日成に単独でインタビユウをする特権を与えた。喜び舞いあがった朝日は麗々しく北朝鮮礼賛の記事を書いたのである。その後、間もなく北の実態はかなり困窮をしている事が分かってきても、自分達が吹聴してきた天国説が崩壊すると面子を失うので、なかなか実態を報道しなかった。
2) 何故、総連は北に多額の金を送金して来られたのか?
1976年に国税局は総連との間で五項目の「合意」を、社会党の故高沢寅男衆議院議員の部屋で結んだと云われている。五項目の内容は、在日の朝鮮商工人の所得申告は個人で税務署にするのではなく、朝鮮商工会が一括して税務署と団体交渉をして税額を決めるという事である。実に驚くべき特権を認めてしまったものである。これは総連傘下の商工人達は事実上納税の義務を果たさなくても良い様なもので、総連から北に多額の送金が出来るのも当然である。
3) 北朝鮮への食糧支援の実態とカラクリ
1997年以降の拠出額は、コメの場合国際価格をベースに算出されている。同じ数量を日本産米で賄えば、その国内価格は国際価格の十倍はするから大きな赤字になるのは当然で、2000年12月の50万トン支援の場合、差損が約1000億円に達したと見られているが、この事は余り表には出てこない。
日本からの米支援に動いた政治家には北から巨額の政治献金が流れていると云われている。
4) 訪朝した有力政治家
金丸信・渡辺美智雄・加藤紘一・森喜朗・野中広務等おなじみの名前が登場している。 そして、今までよく分からなかった事情も詳しく紹介されていて興味深い。
補足: 日本ではセメントに使う川砂利が不足し、代わりに塩分の多い海砂利が使われる事が多い。ところが北朝鮮には川砂利がふんだんにあり、この輸入独占権は大きな利権だと云われている。セメントは建築だけではなく、道路にも多く使用される事を考えると上記の名前も良く理解できると云うものである。
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これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.