杉原ちうね って誰だ。
投稿者: bakusui87 投稿日時: 2002/10/04 12:54 投稿番号: [8677 / 232612]
彼は第二次世界大戦直前にリトアニアの領事だった人だ。
ナチスドイツの迫害をのがれてきたユダヤ人に対して、日本外務省の反対命令を押し切り、ビザを発給し続けた日本人だ。
外務省が反対したのは、ビザを求めるユダヤ人があまりにも大勢であったからだ。
ユダヤ人の運命は、杉原の手に握られていた。
ビザを手にすれば、日本経由でアメリカやオーストラリアなどへ逃れることができるからだ。
杉原は献身的にできるだけ多くのビザを発給しようと、奮闘努力する。
結局、この領事館は閉鎖され、杉原は列車に乗って別の赴任地に移動することになるのだが、彼は移動の日も朝からビザ発給を続け、走り始めた列車の中でもビザ発給を止めなかった。
そして、駅のプラットホームにビザ発給を受けられず、ぼうぜんと立たちつくす何百人ものユダヤ人に向かって深々と頭を下げ、こうつぶやいたという:
「どうか私をお許しください。」
Ω Ω Ω
彼は、ドイツ人のシンドラー等とともにユダヤ人から感謝の念をこめて、表彰を受けている。
われわれ日本人に対する諸外国の評価は、杉原氏に対する評価のような、好意に満ちたものなのであろうか?
いや、そうではなく、われわれ日本人に対する評価は、まったく逆の、最低の評価だ。
人間のくず、金のことしか頭に無いエコノミック・アニマル、イエロー・モンキーといったまったく聞くに耐えない罵声だ。
これはいったいなぜなんだろうか?
その答えは、日本が太平洋戦争で行ってきた数々の悪行が原因である。
またバブル期以前の、なりふりかまわぬ輸出と金融の拡張主義が原因である。
Ω Ω Ω
日本人で気がついている人が少ないと思われることに、欧米では金銭欲が悪の最たるもので、お金もうけにこだわる人はひどく軽蔑される、ということがある。
金銭欲を罪悪視する考えは、非常に古く、遠くは旧約聖書の前身であるメソポタミアのゾロアスター教にまでさかのぼる事ができる。
「多くの富を持っているのにわがままを通した人は、拷問台の上に手足を広げて縛りつけられ、千匹の悪魔がひじょな残酷さと暴力で彼を踏みつけていた。」 正神のウィーフ (ゾロアスター教の聖典からの引用)
Ω Ω Ω
いま一番ホットになっている北朝鮮に対する国民感情の悪意の盛り上がりは、人間のくずとの評価をさらに高めることになりかねない。
また、金銭欲にすがるあまり手付かずのまま放置されている不良債権問題も、エコノミック・アニマルとの評価をさらに高めている。
日本人が欧米人の水準まで評価を高めるための一番の方法が、慈善(寄付)だ。
旧約聖書には 「慈善は人を正す」 とある。
南部アフリカの人々は今、ひどい飢餓に苦しんでいる。
収入の一割を、このような飢餓の援助金として提供することで、日本人は人間のくずという評価から逃れられるかもしれない。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.