小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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産経抄

投稿者: sitteirukedo 投稿日時: 2003/09/12 04:59 投稿番号: [86394 / 232612]
野中広務氏の引退表明に驚いた新聞やテレビが、これを大々的に報じている。しかし政治通でない小欄はその大げさな報道ぶりのほうに驚く。なぜならこれも派閥崩壊の過程でおきたなだれの一つ、“永田町の痴話喧嘩(ちわげんか)”にしか見えないからだ。
  ▼野中氏の盟友・公明党顧問の藤井富雄都議がテレビの速報テロップを見てつぶやいたという。「辞めたからって、どうやって(小泉を)倒せるんだよ。辞めたら倒せないよ」。その通りで「捨て身の決断」とはほめ過ぎである。敗北のパフォーマンスというほかない。

  ▼野中氏といえば「強面(こわもて)のドン」「影の宰相」の異名があった。「平和が好きな武闘派」「実力者の国士」などともいわれていた。いつだったか、社の幹部を通して小欄への批判を聞かされたことがあった。野中氏の対中国謝罪外交を批判したときだったかもしれない。

  ▼北朝鮮による日本人拉致被害者の家族にとっては、野中氏の言動は忘れられないだろう。「救出の署名や陳情をはじめた家族の前に大きく立ちはだかったのは野中氏であり、河野洋平氏であり、中山正暉氏だった」(山際澄夫氏著『拉致の海流』)

  ▼なかでも最大の実力者である野中氏は、ついに家族たちと会おうとしなかった。「拉致があるから食糧を送るなという意見があるが、北朝鮮とは従軍慰安婦や植民地や強制連行がある」として、拉致と国交正常化交渉を切り離すべきだとはっきり主張されていた。

  ▼平成十年前後のこと。その人が八月末のテレビ「サンデープロジェクト」に出演、質問にこたえて「北朝鮮との国交再開交渉は、日本人拉致問題の解決が前提です」と発言されたのである。政治の事情にうとい小欄は、変わり身の早さに仰天したのだった。

http://www.sankei.co.jp/news/030911/morning/column.htm
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