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イラク元大統領の息子2人死亡に祝祭ムード

投稿者: sa_bo_ten_02 投稿日時: 2003/07/23 14:38 投稿番号: [79559 / 232612]
米国:
イラク元大統領の息子2人死亡に祝祭ムード


  【ワシントン中島哲夫】フセイン・イラク元大統領の息子2人の殺害を受けた米政府の喜びようは、ほとんど祝祭ムードだ。イラク戦争の大規模戦闘局面では簡単に圧勝したものの、その後は大量破壊兵器も元大統領も発見できず、旧政権残存勢力などによるゲリラ戦法で米兵の死傷者が後を絶たない。情報操作疑惑の影響も加わり苦悩が深かっただけに、今回の「朗報」を局面転換の手がかりにしようという構えだ。

  ブッシュ大統領はウダイ、クサイ両氏を「残忍な政権の先導者」と呼び、2人の殺害を「前向きのニュースだ」と歓迎した。大統領への報告は、ラムズフェルド国防長官が行った。イラクから一時帰国している米英占領当局のブレマー行政官は「イラク国民と米軍にとって偉大な日だ」と手放しで喜んだ。

  行政官は従来、旧政権の残存勢力がイラクの市場や地方で「フセイン復権説」を流し、占領統治を阻害しているとして、元大統領の拘束か殺害が望ましいと明言してきた。息子二人の殺害で「復権説」が衰微することに期待する立場だ。

  この点は、二人の死亡確認を発表したサンチェス・イラク駐留米軍司令官も強調した。「これで少なくとも旧政権の二人は権力の座にカムバックすることはないということが、イラク国民に立証される」。その結果、米軍へのゲリラ攻撃も弱まるのではないかという期待を、司令官は示唆した。

  残る大きな課題は、フセイン元大統領の拘束または殺害だ。ブレマー行政官は元大統領が「故郷ティクリートからバグダッドの間のどこかに潜伏している」と見ている。旧政権支持者が多い地域だが、息子らがイラク人の情報提供で所在を捕捉されたことは米側にとって好材料だ。巨額の懸賞金が効果を発揮した可能性もある。

  ただ、逆に元大統領と周辺が警戒を強め、捕捉が困難になる可能性もある。また、最近のゲリラ戦には旧政権の残存勢力だけでなく国外から流入したイスラム過激派やテロ組織関係者も参加し、少なくとも地域レベルでの組織的背景があるとの見方が支配的だ。こうした勢力をせん滅するのは、米軍にとっても容易ではない。

[毎日新聞7月23日] ( 2003-07-23-12:03 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030723k0000e030035001c.html
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