朝日新聞は厳罰化に反対
投稿者: nanomuses 投稿日時: 2003/07/11 08:03 投稿番号: [77685 / 232612]
7月11日
朝日新聞社説
■少女監禁――刑の重さは決まったが
考えもしなかったような犯罪が起こる。そのとき、私たちの社会はどう向き合っていけばいいのだろうか。
新潟県柏崎市で起きた少女の監禁事件は、やりきれない思いとともに、今も人々の記憶の中に残っていることだろう。
外の世界から隔てられた狭い部屋に9年2カ月も閉じこめられ、虐待を受け続けた。9歳で連れ去られ、助け出された時には少女はすでに19歳。人生の中でもとりわけ大切な日々を奪われてしまったのだ。
法律が想定していなかったような被害者の長い苦しみを、どんな刑罰で加害者に償わせればいいのか。まさにこの点が、裁判で大きな争点となった。
検察当局が投げかけた問題はこうだ。
逮捕監禁致傷罪の刑は最高で懲役10年と法律で決まっている。しかし、刑務所で10年間服役させたとしても、被害者が監禁された1日分を1日の懲役で償わせることにしかならない。
それでは被害者の怒りや悲しみ、一般市民の感情に合わない。女性用の下着約2千円分を万引きした罪も問い、二つの罪を併せて最高となる懲役15年とするのが正しい量刑だ――。
二つ以上の罪を犯した場合、一番重い刑の1・5倍を科すことができる。その規定を使ったのだが、一方が下着の万引きだっただけに、かなり強引な面があったことは間違いない。
一審の判決は大筋でこの考えを受け入れたが、二審判決はそれを覆した。
万引きをいくら重く判断してもせいぜい1年。逮捕監禁致傷罪の最高刑10年と併せても11年だ。逮捕監禁致傷罪の刑が軽いというのなら法律を変えるしかない、と。
そして、最高裁は一審判決を支持し、この問題にけりをつけた。
刑を重くするため、法律をねじ曲げるご都合主義を認めるのか。世間の感情に引きずられているのではないか。最高裁の判断に対しては、そういう批判もあるだろう。
しかし、現在の法律では想定できない犯罪が起き、量刑をめぐって市民感情とのすき間ができた。それを法律の運用で埋めることはありうる。ごく例外的なケースとして、今回の判断を理解したい。
確かに、二審判決が言うように、逮捕監禁致傷罪の刑を引き上げることも一つの考えだろう。だが、きわめて特異なケースを取りあげて法の不備を言い、法定刑を上げることの影響も考えないといけない。
同じ罪に問われた人への量刑がこれまでより重くならないか。厳罰化を求める社会の動きに拍車をかけることも心配だ。
犯罪は複雑になり、多様化している。とんでもない事件も起きる。そんな時代に刑罰はどうあるべきか。
様々な角度から光をあてて、冷静に考える。その大切さを、新潟監禁事件とその後の判決の曲折が教えてくれる。
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今回の最高裁の判決はすでにある法律の量刑が犯罪の実態に適合しない場合には法律の運用でより重い罰を科すことが適当という判断なのではないの?
つまり厳罰を求める社会に最高裁が応えたと思うのだけど。
これまで考えられなかったような犯罪が増えるのなら厳罰化で抑止効果を期待するのが当然だし抑止できなければせめて少しでも長く塀の中にいて一般市民にメーワクをかけないでほしいよね。
朝日新聞って、そうした一般市民の気持ちを少しも理解してないんじゃないの?変な新聞だね。
■少女監禁――刑の重さは決まったが
考えもしなかったような犯罪が起こる。そのとき、私たちの社会はどう向き合っていけばいいのだろうか。
新潟県柏崎市で起きた少女の監禁事件は、やりきれない思いとともに、今も人々の記憶の中に残っていることだろう。
外の世界から隔てられた狭い部屋に9年2カ月も閉じこめられ、虐待を受け続けた。9歳で連れ去られ、助け出された時には少女はすでに19歳。人生の中でもとりわけ大切な日々を奪われてしまったのだ。
法律が想定していなかったような被害者の長い苦しみを、どんな刑罰で加害者に償わせればいいのか。まさにこの点が、裁判で大きな争点となった。
検察当局が投げかけた問題はこうだ。
逮捕監禁致傷罪の刑は最高で懲役10年と法律で決まっている。しかし、刑務所で10年間服役させたとしても、被害者が監禁された1日分を1日の懲役で償わせることにしかならない。
それでは被害者の怒りや悲しみ、一般市民の感情に合わない。女性用の下着約2千円分を万引きした罪も問い、二つの罪を併せて最高となる懲役15年とするのが正しい量刑だ――。
二つ以上の罪を犯した場合、一番重い刑の1・5倍を科すことができる。その規定を使ったのだが、一方が下着の万引きだっただけに、かなり強引な面があったことは間違いない。
一審の判決は大筋でこの考えを受け入れたが、二審判決はそれを覆した。
万引きをいくら重く判断してもせいぜい1年。逮捕監禁致傷罪の最高刑10年と併せても11年だ。逮捕監禁致傷罪の刑が軽いというのなら法律を変えるしかない、と。
そして、最高裁は一審判決を支持し、この問題にけりをつけた。
刑を重くするため、法律をねじ曲げるご都合主義を認めるのか。世間の感情に引きずられているのではないか。最高裁の判断に対しては、そういう批判もあるだろう。
しかし、現在の法律では想定できない犯罪が起き、量刑をめぐって市民感情とのすき間ができた。それを法律の運用で埋めることはありうる。ごく例外的なケースとして、今回の判断を理解したい。
確かに、二審判決が言うように、逮捕監禁致傷罪の刑を引き上げることも一つの考えだろう。だが、きわめて特異なケースを取りあげて法の不備を言い、法定刑を上げることの影響も考えないといけない。
同じ罪に問われた人への量刑がこれまでより重くならないか。厳罰化を求める社会の動きに拍車をかけることも心配だ。
犯罪は複雑になり、多様化している。とんでもない事件も起きる。そんな時代に刑罰はどうあるべきか。
様々な角度から光をあてて、冷静に考える。その大切さを、新潟監禁事件とその後の判決の曲折が教えてくれる。
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今回の最高裁の判決はすでにある法律の量刑が犯罪の実態に適合しない場合には法律の運用でより重い罰を科すことが適当という判断なのではないの?
つまり厳罰を求める社会に最高裁が応えたと思うのだけど。
これまで考えられなかったような犯罪が増えるのなら厳罰化で抑止効果を期待するのが当然だし抑止できなければせめて少しでも長く塀の中にいて一般市民にメーワクをかけないでほしいよね。
朝日新聞って、そうした一般市民の気持ちを少しも理解してないんじゃないの?変な新聞だね。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.