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7月10日朝日新聞社説

投稿者: nanomuses 投稿日時: 2003/07/10 07:21 投稿番号: [77569 / 232612]
■男児殺害――防ぐ手立てはなかったか



  長崎市の4歳の幼稚園児が殺害された事件で、市内に住む12歳の中学1年生が事件を起こした疑いがあるとして警察に補導され、児童相談所に通告された。

  殺された男児は家族と一緒に訪れた家電量販店から連れ去られ、約4キロ離れた立体駐車場の敷地で、服を脱がされた状態で見つかった。

  補導された少年は男児を駐車場の屋上から突き落としたことを認めているという。

  なんともやるせない結末だ。

  14歳未満の少年は刑事責任を問われないことが、刑法で定められている。

  12歳の場合は逮捕もされず、家裁の審判などの手続きを受けたうえで、児童自立支援施設などで保護されることになる。

  4カ月前まで小学生だった少年が、なぜこのような残虐な事件を起こしたのか。

  14歳未満の少年が起こした事件では、プライバシーの保護もあって、警察や児童相談所での調査結果の多くが公表されない。しかし、今回は極めて重大な事件だ。同じような事件の再発を防ぐためにも、できる限り調査結果を公表すべきではないか。

  今回の事件でだれもが思い浮かべるのは、97年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件だろう。14歳の中学3年生が小学生の頭部を切断した衝撃的な事件だ。

  医療少年院への送致を決めた神戸家裁の決定によると、少年は最初はナメクジやカエルの解剖をしていた。それがネコの解剖に発展したうえ、「次第に、現実に人を殺したいとの欲動が膨らんで」、結果的に児童の連続殺傷に及んだとみられている。

  教師や友人の中には、少年の異常性に早くから気づいていた人もいたが、結果的に犯行を防ぐことはできなかった。

  今回補導された少年には、そのような前兆はあったのだろうか。また防ぐ手立てはなかったのか。今後の調べが待たれる。

  前兆という点で言えば、類似した事件が長崎市内で以前から起きていたことを指摘しておかなければならない。

  幼い男児が連れ去られ、衣服を脱がされたり、突き飛ばされてけがをしたりする事件が4月下旬に2件相次いでいたことが、今回の事件後に明らかになった。

  こうした異常な事件には、連続性があるといわれる。

  この種の事件を防ぐには、何よりも、子を持つ親に注意するよう呼びかけることが大事だ。だが、長崎県警は事件を積極的には広報していなかったという。

  今回の事件と4月の事件との間に関連があるのかどうかは、まだはっきりしない。しかし、4月の事件が市民に広く知られていれば、幼い子どもを持つ親たちは子どもを一人にしないよう、もっと気をつかっていたことは間違いなかろう。

  事件解決に向けて努力してきた長崎県警には酷かもしれないが、凶悪事件が相次ぐ中、警察に求められる責務は大きい。


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懸命の捜査で犯人を捕まえた警察に対してねぎらいの言葉も無いの?
事件は警察の手落ちで発生したと印象づけるこんな社説は警察に対して酷だよ。
あんまりだよな。
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