小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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日本の底力

投稿者: masa4618 投稿日時: 2003/05/18 14:53 投稿番号: [69540 / 232612]
SARSが映す日本の底力
みずほキャピタル   与謝野肇(よさの・はじめ)専務(59)


   SARS封じ自由化死守
(5月7日付、日本経済新聞朝刊)
  新型肺炎SARSは、域内外の貿易自由化と相互交流で成長してきた東南アジア諸国にも深刻な影響を及ぼしている。欧米や中国を結ぶ拠点のシンガポールは、「抑え込みに失敗すれば、建国以来最悪の危機になる」(ゴー・チョクトン首相)と、感染者の隔離を他国に先駆けて実施した。観光産業への悪影響も顧みず手を打ったのは、「安全」こそ同国の売り物だからだ。


  10年ほど前、シンガポール勤務時代に、リー・クアンユー元首相にお会いしたことがある。「シンガポールは東南アジア地域の心臓になる」という言葉に強烈な印象を受けた。

  資源のない小さな島国シンガポールは、地域のビジネスセンターとして、人、モノ、カネを呼び込もうと、都市としての便利さを徹底的に追求してきた。優れた金融センターや通信インフラ、素晴らしい空港、港湾、高速道路網、快適なオフィスビルやホテル、アパート群である。今日の繁栄は、その上にある。

  そこをSARSの脅威が襲った。ゴー・チョクトン首相は「国境を閉じれば、経済を殺してしまう」との危機感を表明した。心臓に血が流れなくなれば、死を意味するからだ。

  幸い、徹底した隔離・水際作戦が功を奏し、影響は軽微にとどまるようである。

  振り返って、日本に目を向ければ、5月半ば時点で、ひとりのSARS感染者も出ていない。世間には「失われた10年」など、悲観論ばかりが渦巻くが、図らずもSARSが日本の居住の安全性を証明したことは、もっと誇りに思っていい。

  日本は、この居住の安全性を生かしたうえで、海外から人や資本がもっと自由に往来・滞在できる環境を整え、世界のビジネスセンターをめざしてはどうであろうか。われわれもシンガポールに負けてはいられない。

http://www.be.asahi.com/20030517/W12/0024.html
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