使える核
投稿者: masa4618 投稿日時: 2003/05/13 23:57 投稿番号: [68447 / 232612]
[要約]アメリカには爆発力が5キロ㌧以下の小型核兵器開発を禁じた「スプッラプ・ファースト条項」がある。しかしそれを撤退する動きが顕著になってきた。これはブッシュ政権が使える核兵器開発を目指して、地下貫徹爆弾(バンカーバスター)などとして組み合わせた兵器を開発するものである。またブッシュ政権は凍結した核実験を再開することも検討している。しかしこのような動きに、核兵器拡散防止条約(NPT)体制の崩壊を意味するとして憂慮する声がある。だが現在のアメリカの政治状況では、新たな核兵器開発の流れを止めるのは困難だいう。
[コメント]今、アメリカがこの小型核兵器を開発する理由はひとつしかない。それは北朝鮮の地下陣地に配備された、生物・化学兵器など大量破壊兵器の発射基地を攻撃できる能力を持つことである。北朝鮮の陣地(軍事施設)は地下化が一般的である。朝鮮戦争時代に受けた空爆の恐さが身にしみているからだ。だから北朝鮮の地下陣地を今までのような通常兵器で破壊することは難しい。そこで新しく小型核とバンカーバスターを組み合わせ、北朝鮮軍の地下施設を先制攻撃する能力を高めるのである。
この動きは半分が脅しで、半分が本気である。脅しの部分は北朝鮮向けへの牽制だが、本気の部分は今後の戦闘に有利だという考えからである。例えば、険しいアフガンの山岳地帯に逃れ、洞窟に潜んだアルカイダを攻撃できる兵器が欲しいという意味である。
しかし小型であっても核兵器には違いない。核兵器には核で抑止するという抑止戦略が生まれてくる。NPTの崩壊を意味することは間違いない。そこでアメリカは小型核兵器を開発する動きを見せ、NPTの崩壊を予兆させ、中国を心理的に追い詰める効果を期待するという考えもできる。もしNPT体制が崩壊すれば、韓国、日本、台湾が核武装する可能性が出てくる。そのような意味で中国を牽制しているのである。北朝鮮を崩壊させるのか、それとも東アジアで核兵器の拡散を行なうのか、どちらを選ぶか中国に迫っているのだ。(神浦氏のコメント)
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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