「ならず者」との付合い方(後)
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/05/04 04:25 投稿番号: [66410 / 232612]
さあ、こんな政権と、どう付き合うのか。
まずはブッシュ政権の理屈を拝借して、金政権と北朝鮮国民は別物として分けて扱うことが肝要だ。「ならず者」は支配政権であり、北朝鮮国民はそのならず者に抑圧されている被害者である、との外交的使い分けだ。「脱北者」があとを断たない現状を考慮すると、アフガニスタンやイラク対応などで用いられているこの使い分けは、北朝鮮にも摘要できるだろう。
北朝鮮の国民を抑圧者から解放するとの姿勢を基本に、私たちは次に金政権の「社会更生」に目をやらなければならない。人権を尊重する民主的な国家では、ならず者にも更生の機会を与えている。これは慈愛と忍耐が求められる行為である。
金政権は、核開発断念の御褒美に原発を提供するという更生の機会を与えられたが(94年の米朝合意)、それを自ら放棄した。未成年者ではないのだから、こちらから再び手を差し伸べる必要はないだろうが、更生の機会を再度与えるという「こちら側の姿勢」を見せることは必要だろう。
もう一つは「あんたが大将」と思わせ、勝手に国際社会の主役気取りにさせておくことかもしれない。これはロサンゼルスタイムズ紙に掲載された政治心理学者J・M・ポスト氏(ジョージワシントン大)の見解の引用だ。
金総書記が「相当なレベルの映画マニア」で若いころからプロパガンダ映画の作成に奔走していたことはよく知られている。それもハリウッド映画が大好きらしい。そんな金総書記を政治心理学的に解析すると「彼は現実世界ではなく妄想(映画)世界に住んでいる」とポスト氏は言う。なるほど、こう指摘されると、これまでの金政権の行動がなんとなく理解できる。
映画「ゴッドファーザー」(金総書記のお気に入り作品という)に主演していると妄想している現実世界のならず者……ということだ。
ポスト氏は「西部劇の名作”OK牧場の決闘”に主演しているつもりらしい」というが、手にしているのはコルト45やウィンチェスターのライフルではなく、ミサイルと核弾頭。であれば、刺激せずに、現実世界に引き戻す治療を時間をかけて施してやり、社会更生させることが、最も被害の少ない安全な手法ということになるらしい。
それにしても、妄想世界に住みながら核兵器に手を染めた金政権を、そうした現実を察知しながらも水面下で支援もしくは黙認してきた国や団体や個々の責任は重い。その中には、当然、日本国内の団体や個人も含まれるということだ。(田原護立)
(その1)(02/10/26)
http://mainichi.com/subsection.tpl?action=singlestory&articlenumber=103567942969708372&category=%83T%83C%83g%82%CC%8DL%8F%EA&subcategory=%95%D2%8FW%92%B7%82%CC%83R%83%89%83%80&RECORD=44
(その2)(今回分)
http://mainichi.com/subsection.tpl?action=singlestory&articlenumber=1046120752160877174&category=%83T%83C%83g%82%CC%8DL%8F%EA&subcategory=%95%D2%8FW%92%B7%82%CC%83R%83%89%83%80&RECORD=44
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毎日新聞の編集長のコラムというもので、2月頃の記事らしいです。
一回目は昨年10月頃、これは2回目のものです。
文中それなりに分かりやすいのですが、
「金政権と北朝鮮国民は別物として分けて扱うことが肝要だ。」は理解できますし、賛成。
ただし、「再度の更正の機会を与える態度と」というのは全く説得力に欠け、「再び手をさし伸べる」必要はない。
まずはブッシュ政権の理屈を拝借して、金政権と北朝鮮国民は別物として分けて扱うことが肝要だ。「ならず者」は支配政権であり、北朝鮮国民はそのならず者に抑圧されている被害者である、との外交的使い分けだ。「脱北者」があとを断たない現状を考慮すると、アフガニスタンやイラク対応などで用いられているこの使い分けは、北朝鮮にも摘要できるだろう。
北朝鮮の国民を抑圧者から解放するとの姿勢を基本に、私たちは次に金政権の「社会更生」に目をやらなければならない。人権を尊重する民主的な国家では、ならず者にも更生の機会を与えている。これは慈愛と忍耐が求められる行為である。
金政権は、核開発断念の御褒美に原発を提供するという更生の機会を与えられたが(94年の米朝合意)、それを自ら放棄した。未成年者ではないのだから、こちらから再び手を差し伸べる必要はないだろうが、更生の機会を再度与えるという「こちら側の姿勢」を見せることは必要だろう。
もう一つは「あんたが大将」と思わせ、勝手に国際社会の主役気取りにさせておくことかもしれない。これはロサンゼルスタイムズ紙に掲載された政治心理学者J・M・ポスト氏(ジョージワシントン大)の見解の引用だ。
金総書記が「相当なレベルの映画マニア」で若いころからプロパガンダ映画の作成に奔走していたことはよく知られている。それもハリウッド映画が大好きらしい。そんな金総書記を政治心理学的に解析すると「彼は現実世界ではなく妄想(映画)世界に住んでいる」とポスト氏は言う。なるほど、こう指摘されると、これまでの金政権の行動がなんとなく理解できる。
映画「ゴッドファーザー」(金総書記のお気に入り作品という)に主演していると妄想している現実世界のならず者……ということだ。
ポスト氏は「西部劇の名作”OK牧場の決闘”に主演しているつもりらしい」というが、手にしているのはコルト45やウィンチェスターのライフルではなく、ミサイルと核弾頭。であれば、刺激せずに、現実世界に引き戻す治療を時間をかけて施してやり、社会更生させることが、最も被害の少ない安全な手法ということになるらしい。
それにしても、妄想世界に住みながら核兵器に手を染めた金政権を、そうした現実を察知しながらも水面下で支援もしくは黙認してきた国や団体や個々の責任は重い。その中には、当然、日本国内の団体や個人も含まれるということだ。(田原護立)
(その1)(02/10/26)
http://mainichi.com/subsection.tpl?action=singlestory&articlenumber=103567942969708372&category=%83T%83C%83g%82%CC%8DL%8F%EA&subcategory=%95%D2%8FW%92%B7%82%CC%83R%83%89%83%80&RECORD=44
(その2)(今回分)
http://mainichi.com/subsection.tpl?action=singlestory&articlenumber=1046120752160877174&category=%83T%83C%83g%82%CC%8DL%8F%EA&subcategory=%95%D2%8FW%92%B7%82%CC%83R%83%89%83%80&RECORD=44
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毎日新聞の編集長のコラムというもので、2月頃の記事らしいです。
一回目は昨年10月頃、これは2回目のものです。
文中それなりに分かりやすいのですが、
「金政権と北朝鮮国民は別物として分けて扱うことが肝要だ。」は理解できますし、賛成。
ただし、「再度の更正の機会を与える態度と」というのは全く説得力に欠け、「再び手をさし伸べる」必要はない。
これは メッセージ 66409 (sofiansky2003 さん)への返信です.