血迷った北朝鮮。冷静な専門家たち。
投稿者: ahoahoahocha6 投稿日時: 2003/04/25 22:03 投稿番号: [64693 / 232612]
<北朝鮮核保有発言>「脅し」か「焦り」か
専門家ら冷静分析
イラク戦争で力を見せつけた米国に対して示された北朝鮮の「核兵器保有」発言。瀬戸際外交の一環による脅しなのか、焦りなのか。北朝鮮研究者や軍事評論家らはおおむね冷静な見方を示し、被爆者団体などからは驚きの声が上がった。
宮塚利雄・山梨学院大教授(朝鮮近代経済史)の話 今回の北朝鮮の核保有発言は、ブラフ(脅し)としての意味合いが強い。食糧難や電力不足など疲弊が激しい現状で実際に核実験をやるだけの余力に疑問があるし、国内の反発を抑えきれないだろう。今回は互いの立場を述べただけで終わったが、米国側も冷静に受け止めているはずだ。米朝関係がうまくいかないと拉致問題の進展もありえないので注視は必要だが、最悪のシナリオに発展する可能性は低いだろう。
和田春樹・東京大名誉教授(現代朝鮮研究)の話 核保有が事実かどうか分からないが、仮に事実とすると非常に深刻な事態だ。使用済み核燃料の再処理を開始すれば米国のピンポイント爆撃があると懸念されていた。枠組み合意以前に製造したプルトニウムを使った核兵器開発はありうると考えられていたが、いずれにしても「朝鮮半島非核化」という南北間の約束を破ることになり、日朝平壌宣言にも反する。北朝鮮は米国に対する瀬戸際外交で駆け引きのレベルを一段上げたわけだが、軍事攻撃を受ける可能性もあり、致命的な状況を招きかねない。
軍事評論家の江畑謙介さんの話 起爆装置を開発したのか、核弾頭を製造したのか、朝鮮語でどのような発言があったのかが不明だが、北朝鮮はこれまで核実験をやっていない。米本土に届くミサイルもない以上、米国にとっての脅威はない。日本に届くミサイルはあるが、技術的・軍事的常識からすると原爆は実験抜きでは使えない。インドやパキスタンのような核保有国として、米国と対等の立場で交渉したい北朝鮮のブラフ(脅し)ではないか。北朝鮮は食糧危機やエネルギー危機が深刻なため、焦ってカードを切ってきたとみている。
元国際原子力機関(IAEA)広報部長の吉田康彦・大阪経済法科大教授の話 核実験をしていないので、核兵器を保有しているとまでは言えない。しかし、必要なプルトニウムを持ち、いつでも実験ができる段階であることを、北朝鮮が公言したのは初めてだ。我々を軽視したら大変なことになるという、いわば開き直りとも受け取れる。NPT(核拡散防止条約)から脱退した国が、核保有にまでいきつくという事態は、国際秩序の破壊につながり、NPTの存在意義さえ問われかねない。米国だけではなく、中国、ロシアなどの核保有国は核拡散を防ぐ連帯責任があり、国連安保理の場で、対応策を真剣に検討しなくてはいけない。
■「常軌逸した発言」
拉致被害者と家族を支援する「救う会」会長である佐藤勝巳・現代コリア研究所長は「核保有宣言は外交交渉の場で、米国から譲歩を引き出すための脅しだろう。しかしまさに国連安保理で核問題が議論になっている時で、国際社会からみれば常軌を逸した発言。国連は一気に経済制裁の方向に進むのではないか。外貨収入がなくれなれば、金正日体制は崩壊する」と分析。そのうえで「拉致事件で言えば、北朝鮮は経済的に追い詰められても、これ以上、自ら進んでは情報は出さないだろう」と話した。(毎日新聞)
[4月25日14時8分更新]
イラク戦争で力を見せつけた米国に対して示された北朝鮮の「核兵器保有」発言。瀬戸際外交の一環による脅しなのか、焦りなのか。北朝鮮研究者や軍事評論家らはおおむね冷静な見方を示し、被爆者団体などからは驚きの声が上がった。
宮塚利雄・山梨学院大教授(朝鮮近代経済史)の話 今回の北朝鮮の核保有発言は、ブラフ(脅し)としての意味合いが強い。食糧難や電力不足など疲弊が激しい現状で実際に核実験をやるだけの余力に疑問があるし、国内の反発を抑えきれないだろう。今回は互いの立場を述べただけで終わったが、米国側も冷静に受け止めているはずだ。米朝関係がうまくいかないと拉致問題の進展もありえないので注視は必要だが、最悪のシナリオに発展する可能性は低いだろう。
和田春樹・東京大名誉教授(現代朝鮮研究)の話 核保有が事実かどうか分からないが、仮に事実とすると非常に深刻な事態だ。使用済み核燃料の再処理を開始すれば米国のピンポイント爆撃があると懸念されていた。枠組み合意以前に製造したプルトニウムを使った核兵器開発はありうると考えられていたが、いずれにしても「朝鮮半島非核化」という南北間の約束を破ることになり、日朝平壌宣言にも反する。北朝鮮は米国に対する瀬戸際外交で駆け引きのレベルを一段上げたわけだが、軍事攻撃を受ける可能性もあり、致命的な状況を招きかねない。
軍事評論家の江畑謙介さんの話 起爆装置を開発したのか、核弾頭を製造したのか、朝鮮語でどのような発言があったのかが不明だが、北朝鮮はこれまで核実験をやっていない。米本土に届くミサイルもない以上、米国にとっての脅威はない。日本に届くミサイルはあるが、技術的・軍事的常識からすると原爆は実験抜きでは使えない。インドやパキスタンのような核保有国として、米国と対等の立場で交渉したい北朝鮮のブラフ(脅し)ではないか。北朝鮮は食糧危機やエネルギー危機が深刻なため、焦ってカードを切ってきたとみている。
元国際原子力機関(IAEA)広報部長の吉田康彦・大阪経済法科大教授の話 核実験をしていないので、核兵器を保有しているとまでは言えない。しかし、必要なプルトニウムを持ち、いつでも実験ができる段階であることを、北朝鮮が公言したのは初めてだ。我々を軽視したら大変なことになるという、いわば開き直りとも受け取れる。NPT(核拡散防止条約)から脱退した国が、核保有にまでいきつくという事態は、国際秩序の破壊につながり、NPTの存在意義さえ問われかねない。米国だけではなく、中国、ロシアなどの核保有国は核拡散を防ぐ連帯責任があり、国連安保理の場で、対応策を真剣に検討しなくてはいけない。
■「常軌逸した発言」
拉致被害者と家族を支援する「救う会」会長である佐藤勝巳・現代コリア研究所長は「核保有宣言は外交交渉の場で、米国から譲歩を引き出すための脅しだろう。しかしまさに国連安保理で核問題が議論になっている時で、国際社会からみれば常軌を逸した発言。国連は一気に経済制裁の方向に進むのではないか。外貨収入がなくれなれば、金正日体制は崩壊する」と分析。そのうえで「拉致事件で言えば、北朝鮮は経済的に追い詰められても、これ以上、自ら進んでは情報は出さないだろう」と話した。(毎日新聞)
[4月25日14時8分更新]
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.