>>>>目の前の戦争と歴史
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2003/04/06 23:40 投稿番号: [61147 / 232612]
1年以上前に S.Huntingtonの「文明の衝突」を読みました。
500頁を超え且つ内容が濃密でしたが、私には随分と手応えがありました。
本が出されて以後、随分と内外から反論が出されていますが、
多くの反論が出ること自体その重さを裏付けています。
以後の世界流れとか米国の対応はそのようなことになっていないのも現実ですが、
私には内容はなかなか刺激的で(違和感があるのも事実ですが)冷戦終了後の“世界を読み解く”ことについて勉強したという気がしています。
そしてこの論調は未だ賞味期限を失っていないと思います。
また、米国の一識者は日本のことをこのように見ているんだという意味でも参考になりました。
以下のことは著者のまとめだったと思います。
◎文化の共通性によって人間同士の協力関係や連帯がうながされ、文化の差異によって分裂や紛争が助長される理由。
1.自分たちと非常に異なると認識される人びとにたいする優越感(また、ときには劣等感)
2.そのような人々にたいする恐れや信頼の欠如
3.言語や礼儀正しいと見なされる行動の相違から生じる、意思の疎通の困難
4.他の人々の前提や動機づけ、社会的関係、社会的慣習に関する知識の欠如
◎西欧の力が衰退気味であっても、以下のようにして西欧文明を保存することはアメリカとヨーロッパの国々の利益になる。
○政治・経済・軍事面での統合を拡大して政策を調整し、他の文明の国家から政策の違いにつけこまれないようにすること。
○欧州連合とNATOにヴィシングラードの諸地域、バルト海沿岸の共和国、スロヴェニ ア、クロアチアなど、中央ヨーロッパの西側国家を組み込むこと。
○ラテンアメリカの「西欧化」をうながし、できるだけすみやかにラテンアメリカ諸国と 西欧の緊密な同盟を結ぶこと。
○イスラム諸国と中華文明諸国の通常戦力および非通常戦力の発展を抑制すること。
○日本が西欧から離れて中国との和解に向かうのを遅らせること。
○ロシアを正教会の中核国家として、また南側の国境線の安全について正当な利害関係を もつ地域の主要勢力として認めること。
○他の文明にたいして西欧の技術および軍事力の優位を維持すること。
○そして、最も重要な点として、西欧が他の文明に介入することは、多文明の不安定さと 大規模な世界的衝突を引き起こす最も危険な原因になりかねないと認識すること。
ということなんですが、これは世界平和を説いたものではなく、米国が「文明の衝突」が起きる、世界の中でどう振る舞っていけばよいかを提案しています。
でも911を契機に現実の米国はそれと反対に動いているようです。
日本はどのように振る舞っていけばよいのか。
外交も文明論も軍事もど素人の私ですが、かってに抽象的なことを申し上げます。
また、Huntington が言わんとすることを踏み違えて解釈しているかも知れません(アアー無責任)。
Huntingtonは、「日本が西欧から離れて中国との和解に向かうのを遅らせること」としていますが。
これは私には日本人としては司馬遼太郎のいう「アジアの大義」のことを指しているのかと思います。
つまり歴史的にも文明的にも地政学的にも、日中は切っても切れない関係があり中国回帰することが自然体であるというわけです。
しかしこれはまだまだ先の話で、西欧が衰退し且つ中国の時代になったらのことで、現在は非現実的、その前に中国が西欧化する可能性もあるわけです。
ただし中国回帰の要因は排除できないし、排除すべきでないと考えています。
(米国発のCDよりも中韓発のCDの方がよく売れ、そちらの方が格好良いとされるムードができるとか)
こういう中に韓国、北朝鮮があるのですが、どうなるんでしょうか
朝鮮半島はもちろん文明圏としては中国です。
韓国は現在こういうことになっていますが、仮に韓国で統一された場合、皮肉にも米韓防衛条約の破棄ということになってくるのではないかと思います。
そのとき日本は?
日米安保条約も変質するのかどうか
文明の衝突でここまで読まないといけないんですが、答えにも何にもなっていません
それよりもこの本ではイスラムの方が面白いです
500頁を超え且つ内容が濃密でしたが、私には随分と手応えがありました。
本が出されて以後、随分と内外から反論が出されていますが、
多くの反論が出ること自体その重さを裏付けています。
以後の世界流れとか米国の対応はそのようなことになっていないのも現実ですが、
私には内容はなかなか刺激的で(違和感があるのも事実ですが)冷戦終了後の“世界を読み解く”ことについて勉強したという気がしています。
そしてこの論調は未だ賞味期限を失っていないと思います。
また、米国の一識者は日本のことをこのように見ているんだという意味でも参考になりました。
以下のことは著者のまとめだったと思います。
◎文化の共通性によって人間同士の協力関係や連帯がうながされ、文化の差異によって分裂や紛争が助長される理由。
1.自分たちと非常に異なると認識される人びとにたいする優越感(また、ときには劣等感)
2.そのような人々にたいする恐れや信頼の欠如
3.言語や礼儀正しいと見なされる行動の相違から生じる、意思の疎通の困難
4.他の人々の前提や動機づけ、社会的関係、社会的慣習に関する知識の欠如
◎西欧の力が衰退気味であっても、以下のようにして西欧文明を保存することはアメリカとヨーロッパの国々の利益になる。
○政治・経済・軍事面での統合を拡大して政策を調整し、他の文明の国家から政策の違いにつけこまれないようにすること。
○欧州連合とNATOにヴィシングラードの諸地域、バルト海沿岸の共和国、スロヴェニ ア、クロアチアなど、中央ヨーロッパの西側国家を組み込むこと。
○ラテンアメリカの「西欧化」をうながし、できるだけすみやかにラテンアメリカ諸国と 西欧の緊密な同盟を結ぶこと。
○イスラム諸国と中華文明諸国の通常戦力および非通常戦力の発展を抑制すること。
○日本が西欧から離れて中国との和解に向かうのを遅らせること。
○ロシアを正教会の中核国家として、また南側の国境線の安全について正当な利害関係を もつ地域の主要勢力として認めること。
○他の文明にたいして西欧の技術および軍事力の優位を維持すること。
○そして、最も重要な点として、西欧が他の文明に介入することは、多文明の不安定さと 大規模な世界的衝突を引き起こす最も危険な原因になりかねないと認識すること。
ということなんですが、これは世界平和を説いたものではなく、米国が「文明の衝突」が起きる、世界の中でどう振る舞っていけばよいかを提案しています。
でも911を契機に現実の米国はそれと反対に動いているようです。
日本はどのように振る舞っていけばよいのか。
外交も文明論も軍事もど素人の私ですが、かってに抽象的なことを申し上げます。
また、Huntington が言わんとすることを踏み違えて解釈しているかも知れません(アアー無責任)。
Huntingtonは、「日本が西欧から離れて中国との和解に向かうのを遅らせること」としていますが。
これは私には日本人としては司馬遼太郎のいう「アジアの大義」のことを指しているのかと思います。
つまり歴史的にも文明的にも地政学的にも、日中は切っても切れない関係があり中国回帰することが自然体であるというわけです。
しかしこれはまだまだ先の話で、西欧が衰退し且つ中国の時代になったらのことで、現在は非現実的、その前に中国が西欧化する可能性もあるわけです。
ただし中国回帰の要因は排除できないし、排除すべきでないと考えています。
(米国発のCDよりも中韓発のCDの方がよく売れ、そちらの方が格好良いとされるムードができるとか)
こういう中に韓国、北朝鮮があるのですが、どうなるんでしょうか
朝鮮半島はもちろん文明圏としては中国です。
韓国は現在こういうことになっていますが、仮に韓国で統一された場合、皮肉にも米韓防衛条約の破棄ということになってくるのではないかと思います。
そのとき日本は?
日米安保条約も変質するのかどうか
文明の衝突でここまで読まないといけないんですが、答えにも何にもなっていません
それよりもこの本ではイスラムの方が面白いです
これは メッセージ 60950 (moriya99 さん)への返信です.