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人間の盾になれ:卑怯なイラク

投稿者: ahoahoahocha6 投稿日時: 2003/03/28 23:48 投稿番号: [59110 / 232612]
イラク当局「盾になれ、さもなくば去れ」邦人に迫る(読売新聞)
  「人間の盾」としてイラクのバグダッド市内にとどまる日本人に対し、イラク当局が、発電所などの施設に「盾」として張り付くか、国外に出るかの二者択一を迫り始めた。現地の複数の日本人が読売新聞の電話取材に答えたもので、バグダッドでの市街戦が近づくにつれて自由な外出も制限され、緊張は日増しに高まっている。

  「人間の盾」の連絡役としてバグダッド市内のホテルに滞在している「アラブイスラーム文化協会」のジャミーラ高橋さん(61)によると、イラク当局者はここ数日、高橋さんに「盾として入国した人たちは、国外に出国するか、発電所などの施設に入るか、二つに一つだ」と通告を繰り返している。

  外務省などの話では、同市内には27日現在、日本人35人が滞在しており、うち9人が「盾」として施設に張り付いている。他の26人は多くが市内のホテルに滞在する報道関係者。しかし、この中にも、「盾」になろうとする人や、「盾」と報道の両方を目的とする人がそれぞれ数人ずついる。高橋さんが、施設に張り付いている9人と、ホテルに滞在する「盾」目的の日本人に通告内容を伝えたところ、ホテル滞在の1人が施設に張り付く意向を示した。

  「市街戦が始まれば、米英軍が場所を把握している施設に張り付いている方が、かえって安全かもしれない。私は連絡役としてホテルにとどまりたいが……」。高橋さんは雑音の多い国際電話の向こうで話した。

  同市内のホテルに滞在するフリージャーナリストの常岡浩介さん(33)は、電話取材に「これまでは比較的自由に街を歩くことができたが、最近は外を歩くと情報省の役人か兵士がすぐ駆け寄ってくる」と話した。

  常岡さんも「出国するか『盾』になるかどちらかにしろ」と選択を求められた。取材は情報省がセットする「プレスツアー」以外はほとんど認められていないという。

  イラク側が二者択一を迫る理由について、常岡さんは、「市街戦になれば、イラク軍が市内のどこにいるかは重要な情報。外国人の所在をはっきりさせ、情報統制を一層厳しくするつもりではないか」と推測する。

  26日に降った雨は、タイヤや重油を燃やした影響か黒く、シャツに染みを残した。「今はみんな元気だが、砂嵐でのどを痛めて体調を崩さないだろうか」。高橋さんは、「盾」となっている日本人の健康を気遣った。



[読売新聞社:2003年03月28日 02時56分]
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