小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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悲惨な米兵、戦争指導者よ引退せよ!

投稿者: japan_koumei 投稿日時: 2003/03/26 23:24 投稿番号: [58768 / 232612]
砂漠を吹きわたる突風は雨を伴い、一晩中、兵舎のテントを激しく揺さぶった。まるで、誰かが巨大なハンマーで兵舎をたたき壊そうとしているようだ。その激しい音が風の音なのか砲声なのか区別がつかない状態に、果たして明朝まで耐えられるのだろうかと心配しながら、防毒マスクを抱きしめて眠った。

  26日午前7時(日本時間同日午後1時)、記者が従軍する米陸軍第5軍団支援司令部指揮所部隊は、これまでにない緊迫した雰囲気に包まれた。司令官のフレッチャー准将は無線機をつかみ、声をからして「水と食料を積んだ車両の現在位置はどこだ」と後方の補給基地をせき立てた。クウェートから膨大な数の補給車両が同時に北西に向かっている。米軍の主要補給路の道路は車両の重さに耐えられず、あちこちで陥没し、移動を妨げている。

  そのうえ砂嵐で視野が確保できず移動速度が徐々に落ち、補給に深刻な狂いが生じている。バグダッド進撃を前に集結中の米軍戦闘部隊を支援する補給基地には、25日だけでも数十の塹壕(ざんごう)が、外郭ばかりか兵舎近くにまで掘られた。

  米軍にとってイラクの変わりやすい天候は、イラク軍より恐ろしい敵だ。25日は終日、砂嵐が吹き、周囲はオレンジ色の砂の霧の中に沈んだ。夕焼け時、砂の霧は真っ赤になり、炎の中にいるような錯覚にとらわれた。

  この異常で不吉な雰囲気……。他人の国での戦争はいかに難しいことなのか。イラク人たちにとって、この気候は日常だ。砂嵐が吹く日は彼らにとっては、まさに攻撃の適期なのだろう。

  26日午前8時ごろ、食料と水を積んだ補給車両が到着したという情報に基地に安堵(あんど)の雰囲気が広がった。しかし、それも、この地域に駐屯する戦闘部隊と補給部隊が2日もあればすべて消費してしまう分量に過ぎない。フレッチャー司令官は心配そうな表情で「予想よりはるかに多くの燃料と弾薬が必要な状態だ」と語った。

  真昼の気温はぐんぐん上昇し、化学兵器防護服と防弾チョッキ、ヘルメットを着ければ、座っているだけでへとへとになる。手や顔を洗う水を最後に見たのはいつだったか。指先はひび割れ、かさかさになった。蒸し暑い天候に耐えられず、兵舎の中に入れば居眠りが出る。見るのは大きな浴室のある五つ星のホテルに泊まる夢。サラダがたっぷりと盛り付けられた皿を前に置き、楽しんでいる夢……。しかし、気がつけば、ここはイラクの砂漠の真ん中。それも息詰まるような戦場だ。記者はワシントンのホワイトハウスにゆったりと座り、この戦争を決定した、いわゆる「政策決定者」と呼ばれる人間たちに対する極度の嫌悪感にとらわれ、非常携帯用の食料包みを開けた。チーズの一つも出てくれば良いのに。

    ◇    ◇

  この記事は米軍のエンベッド(埋め込み)取材のルールに従って取材・執筆されています。毎日新聞と朝鮮日報は相互に従軍ルポを交換し、随時、掲載しています。(毎日新聞)
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