小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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ナイーブな“国連信仰”の頭をひやし・・・

投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2003/03/22 07:47 投稿番号: [57499 / 232612]
産経抄

  「首相よ、真正面から国民に語れ」と小欄で書いた手前、小泉首相の緊急会見に触れないわけにはいかない。結論を先に書けば、いい会見だった。メモにも原稿にも頼らず、“苦渋の決断”を吐露した。久しぶりの小泉節だったのではないか。
  ▼どちらかといえばこれまで小泉首相に批判的だった中西輝政氏が「重要な論点を網羅した立派な内容だった」と語っている。「過去にここまで国家的な立場でモノを言った首相は、吉田、岸、中曽根の三人しかいない」とまで評価されているのだった。

  ▼小泉演説の骨子の一つは「米国は『日本への攻撃は米国への攻撃と見なす』とはっきり言っているただ一つの国だ」と述べたところにある。実際、北朝鮮が核ミサイルで日本を攻撃しようとした時、これにストップをかけ制裁してくれる国はどこか。

  ▼今度のイラク危機をとっても国連、とりわけ安保理常任理事国がいかに頼りにならないかがはっきりした。フランスはまた“ええかっこしい”だろうし、中国もこれまで北朝鮮に外交圧力をかけたためしがない。北朝鮮制裁決議がでてもひょっとすると拒否権を使うだろう。

  ▼国連は決して正義や良識の府ではない。各国がおのおのの国益を押し通す寄せ集まりなのだった。それぞれに利害をめぐって足を引っ張り合い、機能不全に陥っていた。日本の平和と安全を保障してくれるのは、日米同盟以外にないのである。

  ▼だれだって戦争には反対したいのだ。イラク作戦が一日も早く終結することを願うが、こんどの事態のなかで一つだけ良かったことがある。国連の実態と限界が露呈し、日本人のお人よしな国連至上主義の幻想に水がかけられた。ナイーブな“国連信仰”の頭をひやしてくれたことである。
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