クルド情報
投稿者: yamadaakira765 投稿日時: 2003/03/21 09:45 投稿番号: [57271 / 232612]
http://www1.odn.ne.jp/~cbq97680/news.htm
クルドニュース・コラム
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【コラム①】
アメリカのイラク攻撃と、イラク北部の情勢
アメリカ軍のイラク攻撃が秒読み段階に入る中、イラク北部(南クルディスタン)では、クルド人勢力とトルコとのせめぎ合いが熱を帯びてきている。
トルコ側は、イラクで戦争が始まった際、自国の安全保障を理由に独自にイラク北部へ軍事介入する構えを見せている。特に、クルド人による独立国家の樹立に対しては、強く牽制する態度を示している。また、イラク北部の石油地帯にあるモスール、キルクークに住むトルコ系少数民族トルクメン人が、クルド人勢力からの保護を求めていることに呼応して、軍を展開させることも示唆している。
一方、これに対してクルド人側は、二大クルド人組織のKDP(クルディスタン民主党)、PUK(クルディスタン愛国者同盟)が共に、クルド人国家建設の意図がないことを明言している。また、戦後はクルド人、トルクメン人を含む連邦国家を望んでいることも表明している。そして、トルコ軍のイラク北部への介入に関しては、強い反対の意志を示している。
昨年末から、クルド人(KDP、PUK)、トルクメン人、トルコ政府、そして米政府は、各々の間で幾度か交渉を行ってきた。そして、クルド側とトルコ側が共に、目標はあくまでフセイン政権の打倒であり、戦争に乗じた行動を慎む方向で合意を形成しようとする動きも見られた。しかし、お互いを牽制する発言や動きは時を追う毎に強まりを見せている。
いずれにせよ、アメリカのイラク攻撃によって、イラク北部に大きな混乱が生じることは必至である。アメリカはトルコ・クルド間に立って、両者の動きを抑えようとする動きは見せている。しかし、アメリカがどこまで真剣にイラク北部の安定化に取り組もうとしているかは定かではない。
単にフセイン政権を倒すことのみならず、イラク北部で生ずる混乱を鎮める責務をアメリカは負わねばならない。戦争を始めるアメリカの責任は重大である。
03年3月17日
大倉 幸宏
これは メッセージ 57268 (nightmareisf さん)への返信です.
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