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これが完成すれば、米国は無敵??

投稿者: fumufumu483 投稿日時: 2003/03/06 00:24 投稿番号: [53814 / 232612]
AL−1]
アメリカ軍は現在敵国より発射された弾道弾ミサイル及び戦術ミサイルから米本土及び
戦域を防衛するためTMD構想(*1)として陸軍ではTHAAD(*2)システム海軍ではNT
W(*3)システムを研究・開発しており、アメリカ空軍が現在開発研究中のミサイル迎撃
システムは、空中の航空機からレーザーを照射し弾道弾ミサイル・戦術ミサイル等の破
壊を行う空中レーザー・ミサイル迎撃システム、ABL計画(*4)である。
ABL計画は、1996年に空軍とボーイング社、TRW社、ロッキード・マーティンの間に正
式に開発契約が結ばれ、1998年にはレーザーの開発が実用段階に入り2002年には
試作実験機が初飛行をする予定である。   2003年には開発・生産(EMD)段階に入り、
2006年に初号機を就役させ2008年までに7機のAL−1Aを配備する予定である。

(*1)TMD構想   Theater Missile Defense   戦域ミサイル防衛
(*2)THAAD    Theater High−Altitude Area Defense   戦域高高度地域防衛
(*3)NTW      Navy Theater Wide   戦域広域ミサイル防衛
(*4)ABL      Airborne Laser   空中レーザー

AL−1はアメリカ空軍とボーイング社が共同で開発しており、機体はボーイング747−
400Fを使用し機首先端ターレット部に左右180度旋回式の化学エネルギーを利用し
たレーザーを装備している。このレーザーは1977年にドライバー研究所で開発された
化学レーザーで酸素とヨウ素の化学反応で作り出されるレーザーを利用している。
このレーザーは過酸化水素と水酸化カリウムを反応させその時の爆発的燃焼時のガス
から波長が1.315ミクロンの赤外線エネルギーでレーザーを発振させるシステムであ
る。その後米国の大手国防企業「TRW」で開発された酸素ヨウ素化学レーザー(COIL)
は3メガワットの高出力レーザーとなりALー1Aはこれを搭載していると思われる。

AL−1Aは湾岸戦争当時のイラク軍によるスカッド攻撃に苦戦を強いられたアメリカ軍が
その後のミサイル防衛構想を推進し空軍は航空機によるミサイル迎撃システムを計画し
たが、その運用は敵国より発射されたミサイルの段階で様々である。   ミサイル迎撃は、
まず、低層・中層・高層で段階的に迎撃し、また上昇・中間・終末の三段階に分けられる
陸軍の開発中のTHAADは敵ミサイルを高層・終末段階で捕捉・撃破しなければならず
高速で落下する弾道弾及びミサイルを破壊する事は困難を極め、現在数回のテスト試射
は全て失敗しており実用化の目途はたっていない。海軍のNTWは中層から高層で迎撃
し敵ミサイルを中間・終末段階で撃破する。今年に入ってからイージス艦より発射された
スタンダードミサイルSM−3が大気圏外での迎撃に成功している。空軍のABLは敵国
領空12000m付近にAL−1Aを滞空させミサイル発射と同時に捕捉し低層・上昇段階
で迎撃するこの段階で迎撃できればミサイル本体は、発射当事国内で撃破されNBC(
核・生物・化学)弾頭に対しての抑止効果も期待できる。

AL−1Aの迎撃システムは、まず敵国より発射されたミサイルを早期警戒衛星及びミサ
イル弾道追跡機コブラボールで探知し、AL−1Aがミサイルを追跡ロックする為に光学レ
ーザーを照射しミサイルの正確な位置と弾道の情報を取得した後にCOILを照射し命中
させ撃破する。COILの射程は450キロ前後で一回のフライトで35回程度のレーザーの
照射が可能だという。   また、早期警戒機E−3AWACS、E−8ジョイント・スターと連携
すればより効率的にミサイルを迎撃でき、さらに敵国よりの巡航ミサイルの迎撃も可能と
言われており将来的には、E−3とE−8を対空ミサイルからの防衛も検討されている。
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