貧者の兵器。。BC兵器
投稿者: ahoahoahochan8 投稿日時: 2003/02/22 00:10 投稿番号: [51523 / 232612]
核拡散より大きな問題。ブッシュのあせりはここにある。
「偽りの平和。砂上の楼閣の平和」が念仏で達成維持されるのだろうか??
『貧者の核兵器』、生物化学兵器
近年、北朝鮮では弾道ミサイルと核兵器の開発が、また中国では高度な複数弾頭長距離弾道ミサイルと水素爆弾、中性子爆弾等の配備が取り沙汰されているが、彼らは既に、これらに勝るとも劣らない大量殺戮兵器を実戦配備しているという事実を、我々は安全保障の観点から知って置かなくてはならない。
それは生物化学兵器(BioChemical兵器、BC兵器)である。俗に『貧者の核兵器』と呼ばれるBC兵器は費用対効果に極めて優れ、製造は簡単で、原料も容易に入手でき、大量生産が可能であり、バリエーションも多岐に渡り、様々な局面で様々な要請に応じた最大の効果を発揮する。また、核兵器と違ってこれまでにも実戦で頻繁に使用されているので、使用に際しての躊躇も少ない。
兵力的に劣勢の軍隊がこれを使う理由は言うまでも無い。イラン・イラク戦争においてイラク軍がバスラ近郊に大量に毒ガスを撒布し、イラン軍数十万の大攻勢を挫折させた事例は有名である。一方で、ベトナム戦争時の米軍の様に、戦力的には優勢の軍隊でも、厄介な敵のゲリラ兵を掃滅する目的などに使用する場合がある。
BC兵器は物によっては軽量で持ち運びも簡単であり、この為、海外からの日本国内への持ち込みや、テロ目的での使用も容易である。北朝鮮のスパイ舟艇が我が物顔で日本に侵入して来ている現状を見るにつけ、実にぞっとさせられる。
これらBC兵器から身を護る事は容易ではない。まず何より必要なのは、脅威についての正確な情報を知る事だ。今回は数ある化学兵器の中でも最も強力な部類に入る神経ガスについて、また生物兵器の中からは、神経ガスを遥かに凌ぐ毒性を持つボツリヌス菌と、強力な毒性も然る事ながら処理が非常に困難な炭疽菌について解説する。
・神経ガス
有機リン化合物をベースとしたタブン、サリン、ソマン、VX、これらの神経ガスは人間の神経伝達物質アセチルコリンの分解酵素であるコリンエステラーゼと結合してその活性を非可逆的に阻害する。これによってアセチルコリンのムスカリン作用の過剰反応によって視力障害、徐脈が起こり、またニコチン受容体の脱分極性阻害により筋力が低下する。そして中枢性のアセチルコリン受容体の刺激によって錯乱、運動失調、言語障害、昏睡、呼吸困難に至り、やがて死亡する。
呼吸器から吸収した場合のサリンの50%致死量は、空間1立方m当り100mg という濃度である。例えガスマスクを装備していても安全ではなく、全身を覆う化学防護衣を装備しない限りは皮膚から吸収され、この場合は空間1立方m 当り15gの濃度で致死量となる。液体のサリンが皮膚に付着した場合は、致死量は1.7gである。
神経ガスを吸収した際の有効な対処法は一刻も早いアトロピンの注射である。アトロピンはアセチルコリン受容体に結合して有機リン化合物との結合を遮断し、筋肉の収縮を防ぐ。
・ボツリヌス菌
ボツリヌス菌の毒素は地上最強の毒素のひとつであり、その50%致死量は体重1kg当たり0.00001mgである。対処法は抗毒素による血清療法だが、発症後では効果は小さい。
ボツリヌス毒素は神経伝達物質アセチルコリンの放出を妨害し、呼吸困難から窒息死に至らしめる。 ボツリヌス菌は食料や飲料水などを通して人体と接触する場合が多い。
・炭疽菌
炭疽菌はgram陽性の大型桿菌で、炭疽は本来は牛、馬、羊、山羊などの伝染病である。人間にも空気感染する場合があり、生物兵器としての利用が古くから考えられてきた。
芽胞は抵抗力が強く、特定の環境下では自ら作った硬い殻の中で何十年でも眠り続ける。繁殖が可能な状況になると、殻を脱ぎ捨てて活動を再開する。この芽胞を完全に抹殺するのは、殊に炭素菌が広域に蔓延している場合には、非常に困難である。
炭疽は症状がある程度まで進行すると治療がほぼ不可能となる。感染後は 1日から6日の潜伏期を経て発症し、初期症状は発熱やだるさなど、一般的な風邪の症状と類似しており、この段階でペニシリンなどの抗生物質を大量に、連続的に投与すれば多くの場合は治癒できる。しかし初期症状からはただの風邪との区別が難しく、大量感染の場合の抗生物質の不足が重大な問題として横たわっている。また抗生物質は劇薬であり、体の弱い人は大量投与に耐えられない場合もある。
初期症状の後に来るのは敗血症や呼吸器系の不全で、ショック(急激な末梢血液循環不全)や脳髄膜炎等を併発する場合もある。炭疽の死亡率は極めて高く、適切な治療が為されない場合は、呼吸器系症状の発現後、ほぼ二日以内に死亡する。
「偽りの平和。砂上の楼閣の平和」が念仏で達成維持されるのだろうか??
『貧者の核兵器』、生物化学兵器
近年、北朝鮮では弾道ミサイルと核兵器の開発が、また中国では高度な複数弾頭長距離弾道ミサイルと水素爆弾、中性子爆弾等の配備が取り沙汰されているが、彼らは既に、これらに勝るとも劣らない大量殺戮兵器を実戦配備しているという事実を、我々は安全保障の観点から知って置かなくてはならない。
それは生物化学兵器(BioChemical兵器、BC兵器)である。俗に『貧者の核兵器』と呼ばれるBC兵器は費用対効果に極めて優れ、製造は簡単で、原料も容易に入手でき、大量生産が可能であり、バリエーションも多岐に渡り、様々な局面で様々な要請に応じた最大の効果を発揮する。また、核兵器と違ってこれまでにも実戦で頻繁に使用されているので、使用に際しての躊躇も少ない。
兵力的に劣勢の軍隊がこれを使う理由は言うまでも無い。イラン・イラク戦争においてイラク軍がバスラ近郊に大量に毒ガスを撒布し、イラン軍数十万の大攻勢を挫折させた事例は有名である。一方で、ベトナム戦争時の米軍の様に、戦力的には優勢の軍隊でも、厄介な敵のゲリラ兵を掃滅する目的などに使用する場合がある。
BC兵器は物によっては軽量で持ち運びも簡単であり、この為、海外からの日本国内への持ち込みや、テロ目的での使用も容易である。北朝鮮のスパイ舟艇が我が物顔で日本に侵入して来ている現状を見るにつけ、実にぞっとさせられる。
これらBC兵器から身を護る事は容易ではない。まず何より必要なのは、脅威についての正確な情報を知る事だ。今回は数ある化学兵器の中でも最も強力な部類に入る神経ガスについて、また生物兵器の中からは、神経ガスを遥かに凌ぐ毒性を持つボツリヌス菌と、強力な毒性も然る事ながら処理が非常に困難な炭疽菌について解説する。
・神経ガス
有機リン化合物をベースとしたタブン、サリン、ソマン、VX、これらの神経ガスは人間の神経伝達物質アセチルコリンの分解酵素であるコリンエステラーゼと結合してその活性を非可逆的に阻害する。これによってアセチルコリンのムスカリン作用の過剰反応によって視力障害、徐脈が起こり、またニコチン受容体の脱分極性阻害により筋力が低下する。そして中枢性のアセチルコリン受容体の刺激によって錯乱、運動失調、言語障害、昏睡、呼吸困難に至り、やがて死亡する。
呼吸器から吸収した場合のサリンの50%致死量は、空間1立方m当り100mg という濃度である。例えガスマスクを装備していても安全ではなく、全身を覆う化学防護衣を装備しない限りは皮膚から吸収され、この場合は空間1立方m 当り15gの濃度で致死量となる。液体のサリンが皮膚に付着した場合は、致死量は1.7gである。
神経ガスを吸収した際の有効な対処法は一刻も早いアトロピンの注射である。アトロピンはアセチルコリン受容体に結合して有機リン化合物との結合を遮断し、筋肉の収縮を防ぐ。
・ボツリヌス菌
ボツリヌス菌の毒素は地上最強の毒素のひとつであり、その50%致死量は体重1kg当たり0.00001mgである。対処法は抗毒素による血清療法だが、発症後では効果は小さい。
ボツリヌス毒素は神経伝達物質アセチルコリンの放出を妨害し、呼吸困難から窒息死に至らしめる。 ボツリヌス菌は食料や飲料水などを通して人体と接触する場合が多い。
・炭疽菌
炭疽菌はgram陽性の大型桿菌で、炭疽は本来は牛、馬、羊、山羊などの伝染病である。人間にも空気感染する場合があり、生物兵器としての利用が古くから考えられてきた。
芽胞は抵抗力が強く、特定の環境下では自ら作った硬い殻の中で何十年でも眠り続ける。繁殖が可能な状況になると、殻を脱ぎ捨てて活動を再開する。この芽胞を完全に抹殺するのは、殊に炭素菌が広域に蔓延している場合には、非常に困難である。
炭疽は症状がある程度まで進行すると治療がほぼ不可能となる。感染後は 1日から6日の潜伏期を経て発症し、初期症状は発熱やだるさなど、一般的な風邪の症状と類似しており、この段階でペニシリンなどの抗生物質を大量に、連続的に投与すれば多くの場合は治癒できる。しかし初期症状からはただの風邪との区別が難しく、大量感染の場合の抗生物質の不足が重大な問題として横たわっている。また抗生物質は劇薬であり、体の弱い人は大量投与に耐えられない場合もある。
初期症状の後に来るのは敗血症や呼吸器系の不全で、ショック(急激な末梢血液循環不全)や脳髄膜炎等を併発する場合もある。炭疽の死亡率は極めて高く、適切な治療が為されない場合は、呼吸器系症状の発現後、ほぼ二日以内に死亡する。
これは メッセージ 51520 (masa4618 さん)への返信です.