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「複雑怪奇」な国際外交?

投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2003/02/16 09:16 投稿番号: [50351 / 232612]
産経抄

英国の推理作家、アガサ・クリスティーにはイラクなど中東を舞台にした作品も多い。夫のマックス・マローワンがこの地方を専門とする考古学者で、女史もその発掘調査に同行し、しばしば中東を訪れていたからだ。一九三〇年代のころである。
  ▼イラクの発掘現場で事件が起きる『メソポタミヤの殺人』(早川書房)の解説で、数藤康雄氏はクリスティーが「メソポタミヤの人々や風土をこよなく愛していた」と書いている。一年の半分以上滞在し、砂漠の中に一人でいるほうが執筆が進む、と喜んでいた。

  ▼そのイラクの問題は、米国とフランス、ドイツの欧州二国とのせめぎ合いの様相になった。十四日の査察団報告などを受けた国連安保理も、フランス主導の査察継続派が多数を占めた。早く攻撃の糸口を見つけたい米国は仏・独の抵抗を持てあましているように見える。

  ▼日本など極東には「欧州はもっと北朝鮮に目を向けてほしい」との思いがある。だが、クリスティーばかりでなく欧州の人々にとって中東ははるかに身近な地域なのだ。国益上も重要だろう。「アメリカの言うがままにはさせたくない」との気持ちが強いのかもしれない。

  ▼ただ、間違ってもしてはならないのは、仏・独を平和愛好国、イラクの救済主、米・英を好戦国とする見方をとることだ。日本などですでにその兆候がみられる。しかし、幾多の戦火をくぐり抜けてきた欧州の国々がそんな単純な構図で動くわけがないのである。

  ▼そうではなく、欧米や“戦後”のイラクでの主導権をめぐり激しくかけひきしているとみるべきだろう。そうしないと、かつて独ソ不可侵条約調印後に総辞職した平沼内閣のように「複雑怪奇」と目を白黒させることになりかねない。

※仏・独を平和愛好国、イラクの救済主、米・英を好戦国とする見方をとることだ。

  日本などですでにその兆候がみられる。
  特に朝日,毎日らがその論旨で世論を誘導している。
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