小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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汚物の中の良心?

投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2003/02/01 11:32 投稿番号: [46211 / 232612]
毎日新聞、岩見隆夫の近聞遠見

「一時帰国」をどう考えるか

  拉致問題は残酷なトゲとして、今年もうずき続ける。
  この非道に憤りを覚えない国民は、当然ながらいない。だが、いかにして拉致被害者を救出するか、という難問では、意見が千々に乱れ、足並みがそろわない。

  ことに、日本に戻ることができた生存被害者5人の<一時帰国>問題では、政界でも意見の対立が根深く、民主党は騒動に発展した。

  同党の岡田克也幹事長がNHKの討論番組(19日)で、
  「5人の方が『いたい』と言うなら日本にとどめておくことは当然だが、政府が決める必要はなかった。そのことで北朝鮮が態度を硬化させた。世論に迎合しすぎだ」

  と発言したのがきっかけで、党内から強い異論がでている。<一時帰国>という日朝交渉での約束を拒んで、政府が北朝鮮に戻さない方針を決めたことの是非が論点の一つだ。拉致は国家主権の重大な侵害である。しかも、被害者の扱いが外交交渉のテーマになっているのだから、5人の意向もくみながら、政府がかかわるのは当然だ。

  岡田発言の二つ目は、<世論に迎合>という受け止め方。確かに「毎日新聞」の全国世論調査(昨年12月)でも、<5人を北朝鮮に戻さない政府方針をどう思うか>という設問に、支持する79%、支持しない13%、の結果がでている。

  政府方針は世論の大勢と合致しているわけだが、それだけで<迎合>と決めつけていいかどうか。戻さない方針自体の是非をまず問わなければならない。

  民主党にかぎらず、自民党内にも政府方針への批判は少なくない。首相OBの一人は、

  「だって約束なんでしょ。約束なら守らなければ話にならない。相手がどうであれ、外交の基本です」

  と言い切る。また、ある実力者も、
  「政府の方針は明らかに失敗だった。安倍君(晋三・官房副長官)がつき添って戻せばすむことで、家族と面会してまた連れて帰ればよかった。これではまるで逆拉致だ。世界中が日本の外交べたをばかにしてますよ」

  と手厳しい。
  いずれも、戻すのを拒んだのは、外交上の落ち度、という見方である。そうだろうか。

  まず、なぜ<一時>なのかが不明である。拉致の犠牲になった5人はやっと救出されたのであって、それを<一時>扱いにした北朝鮮の意図は何か。また、日本側はなぜ同調したのか。

  政府側の説明はないが、北朝鮮が拉致を交渉カードに使っていることは間違いない。謝罪し、前非を悔いて、生存者を無条件で帰す、という態度ではない。

  それでも約束は約束、という考え方があるかもしれないが、もっとも重要なことは5人の安全確保である。いったん戻してもすぐに再帰国させる保証が100%ないかぎり、約束不履行のルール違反をせめられても、戻すわけにはいかない。今回、その保証はなかった。

  安倍のつき添いは一つの方法に違いないが、33年前、人質(山村新治郎運輸政務次官)を取られた日航機よど号ハイジャック事件を想起する。新たなトラブルを誘発する恐れがあった。

  以上の理由で、政府決定は残念ながら交渉をこじらせることになったとはいえ、正当だった。単純な世論迎合でもない。

  異常な国との外交交渉は、通常の紳士的なルールを求めるだけではすまないと思うからだ。相手をある程度信頼しなければ交渉は続かない、という反論もあるだろう。

  そうかもしれないが、北朝鮮は極めて信頼しにくい。(敬称略)
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