小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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『凍土の共和国』昭和59年亜紀書房

投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2003/01/31 08:21 投稿番号: [45944 / 232612]
1月31日   産経抄

北朝鮮を逃れて日本人妻が四十四年ぶりに帰国した“脱北行”には、胸のつぶれる思いがする。出国から保護まで異例ずくめの展開だったが、胸のつぶれる思いがするのは、過去、北朝鮮は「地上の楽園」という宣伝にマスコミも加担した責任があるからだ。
  ▼この女性は昭和三十四年の第一次帰国船で、在日朝鮮人の夫と北朝鮮へ渡ったという。往時「北朝鮮は医療費も教育費もいらない地上の楽園」と朝鮮総連は大宣伝した。文化人、評論家、マスコミもそれに同調、帰還運動は熱狂的なブームになった。

  ▼しかしそれは真っ赤ないつわり、地上の楽園どころか実態は悲惨な“地獄”だった。ここに一冊の書物がある。歴史的な証言といってもいいだろう。金元祚という在日二世が著した『凍土の共和国』。昭和五十九年、亜紀書房から出版された。

  ▼“北朝鮮幻滅紀行”という副題がついており、金氏も帰国船「万景峰号」で北朝鮮へ。ところが祖国はすさまじい荒廃の地だった。人びとは飢餓寸前の苦しみにあえぎ、官僚は王侯貴族なみの特権を行使し、猛烈な思想教育がしかれていた。

  ▼その絶望と怒りを「統一日報」に日記の形で連載したのである。地上の楽園のうそをあばき、金日成・正日父子の神格化や世襲化をはっきりと批判して、社会に衝撃を与えた。同書はベストセラーにもなったのに、世間はいつかその衝撃の警告と教訓を忘れてしまったらしい。

  ▼小田実氏、大江健三郎氏をはじめ多くの文化人やマスコミが北朝鮮を礼賛した往時の検証は、山際澄夫氏の近著『拉致の海流』(恒文社21)にくわしい。新聞はだらしなかったが、しかしあの時代にも悲痛な告発の書物はあった。それを世に問う勇気ある出版社はあったのである。
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