小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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「日本人は何をなくしたのか」

投稿者: Velvet_Motel_in_a_long_vacation 投稿日時: 2003/01/28 21:31 投稿番号: [45186 / 232612]
安永四年(一七七五)、長崎の出島へきたツンベルクによれば、
日本人は「気が利いていると同時に賢明であり、従順であると
同時に正義を愛し、またある程度までは自由を主張する。
活動的で質素で、誠実で、且つ勇気に富んでいる」とある。
こうした日本人に対する称賛の声は、明治になると益々大きくなっていった。
ところが、最近はどうであろう。

諸外国からきこえてくるのは、薄情で傍若無人、
金があれば何をしてもよいと信じ込んでいる、
手前勝手な日本人への嫌悪に満ちた非難の声ばかり。
いわく、日本人には道徳がない、本物の宗教がない、
正義の主張がないーーーないないずくしだという。
たしかに、日本人は、経済的繁栄の過程で、いつしか慢心し、
冷淡で己さえよければよい、といった小ずるい民族になってしまったようだ。

「日本人は顔が悪くなった」知人のアメリカ人はいっていた。
金満家になった日本人は、
いつしか人間らしい心の美学を失ってしまったのかもしれない。
日本人は最も大切なものを失ってしまったのではあるまいか。
それを「武士道」と見た。
「良心」「痩せ我慢」「自律の心」などと言い換えてもよい。
物質的裕福ではなく、心の美しさを貫こうとしたこの風潮こそ
日本人が唯一、徳川時代二百有余年をかけて独力で創りあげ、
培った芳醇な香りーーー心の拠り所で、
大きな民族の遺産ではなかったであろうか。

明治維新の頃には多くの日本人が等しく持っていた、
誇り、潔癖さ、矜持(きょうじ)であったのかも知れない。
これらを、戦後の日本人は失してしまった。
あらゆることに利己主義となり、相手を出し抜くことことばかりを意図し、
譲る=謙譲の美徳などの言葉すら忘れてしまったようだ。
信義も節操も、誠実さえも放逐し、ひたすら、豊かな財布と、
貧しい根性を抱いたまま、なんとなく忙しげに、その割には充たされるものもなく、
先行き不安な苛立つ日々を過ごしている。

それでも、今まではまだしもであった。
だが、東欧における大変革、EC諸国の統合化、統一ドイツ誕生と、
世界が大きく転換期を迎えている現在なまじ幸運にも繁栄を続けてきた日本は、
今まさに、国際的孤児となりつつある。

どうすれば、日本は世界の中で、独自の尊厳を保ちながら、
共存共栄をはかれるのであろうか。

日本を訪れた外人たちの言葉を元に、当時の日本人の心を見つめてみたい。

①来日した途端に、欧州の中古時代に似た日本の風物にまず驚きの目をみはり、
次には完全に魅了された。
そして喪心から日本に愛着を感じた。
(フランシス=ブルックリン)

②古き日本の文明は、
道徳面においては、西洋文明に物質面で遅れとっていたその分だけ、
西洋文明より進んでいたのだ。
(ラフカディオ=ハーン)

③私が決して滅ぼさせることのないようにとねがう一つの民族が有る。
それは日本民族だ。
あれほど太古からの文明をもっている民族は他に知らない。
この最近の驚くべき発展も私には少しも不思議ではない。
彼らは貧乏だが、高貴だ。
(ポール=クロデール)


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