風化させてはいけない。
投稿者: matubokkuri02 投稿日時: 2003/01/27 16:15 投稿番号: [44913 / 232612]
新年の初めの記事です。
あえて今、貼り付けます。
世論背に「今年こそ救う」
訪朝へ揺れる胸の内
26回。娘がいない新年を迎えた回数だ。「今年こそ、ともにお正月を過ごしたい」。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に拉致された横田めぐみさんの父滋さん(70)、母早紀江さん(66)のささやかな夢は、かなわなかった。それでも今年の正月は、格別な思いが二つある。
一つは「国民が一体となって応援してくれている」という実感だ。かつては事件に無関心な人も多かったが、今は全国で激励を受ける。年賀状も川崎市の自宅に届いた分だけで400通を超えた。
もう一つは血のつながった孫、キム・ヘギョンさん(15)の存在だ。だが、夫妻の胸の内から複雑な思いは晴れない。「抱きしめることも、じかに声をかけることもできない。いつも心の中で語りかけています」(滋さん)。
□ ■ □
滋さんが年末、あらためて訪朝の意向を示したのは「孫に会いたいのはむろんですが、めぐみや安否未確認者の情報が少しでも動くきっかけになったら」との願いからだった。
この3カ月間、分刻みのスケジュールをこなしてきた。滋さんは疲労のあまり鼻血を流したこともあった。それでもマスコミの取材を受け、街頭署名や講演活動を続けてきた。「休んでいる間に、めぐみのことが遠のいてしまったら、悔やんでも悔やみきれないんです」
滋さんは、被害者を救出する最大の力は世論だと考えている。それだけに日朝間のこう着状態が続く中、「昔のように関心が薄れてしまうことが一番こわい」とこぼす。
ただ、めぐみさんの弟の拓也さん(34)は訪朝に慎重な姿勢を崩さない。「両親が行けば、北朝鮮は『拉致事件は解決した』という態度をとるだろう。日本でも涙の対面ばかりが報道され、事件の本質が忘れられる恐れがある。ヘギョンちゃんはかわいいが、姉ではない」。早紀江さんも「信頼できない国に足を踏み入れるのはどうか。今は耐えるほかありません」と自身に言い聞かせるように語った。
「訪朝」について家族の心は揺れる。だが共通する思いは「今年こそ、救い出したい」―。
□ ■ □
元日。クリスチャンの早紀江さんは川崎市内にある教会の礼拝に出掛けた。めぐみさんを含む多くの拉致被害者、日本から帰還船で渡った人たち、飢えに苦しむ北朝鮮国民に思いを巡らせながら「すべての方々から苦悩を取り除き、人間らしい生活ができますように」と祈りを込めた。
そして続けた。「根源はあの国の指導者にある。人として平和を求める気持ちになってくれるよう、魂に働きかけてほしい。それがかなわないのならば、裁いてください」と。
絆(きずな)とは何でしょうと早紀江さんに尋ねた。「信じ、耐える力の源でしょうか。でも、意識するものではないと思う。『待ち続けたい』という自然な気持ちです」
(おわり)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n8/n8.html
あえて今、貼り付けます。
世論背に「今年こそ救う」
訪朝へ揺れる胸の内
26回。娘がいない新年を迎えた回数だ。「今年こそ、ともにお正月を過ごしたい」。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に拉致された横田めぐみさんの父滋さん(70)、母早紀江さん(66)のささやかな夢は、かなわなかった。それでも今年の正月は、格別な思いが二つある。
一つは「国民が一体となって応援してくれている」という実感だ。かつては事件に無関心な人も多かったが、今は全国で激励を受ける。年賀状も川崎市の自宅に届いた分だけで400通を超えた。
もう一つは血のつながった孫、キム・ヘギョンさん(15)の存在だ。だが、夫妻の胸の内から複雑な思いは晴れない。「抱きしめることも、じかに声をかけることもできない。いつも心の中で語りかけています」(滋さん)。
□ ■ □
滋さんが年末、あらためて訪朝の意向を示したのは「孫に会いたいのはむろんですが、めぐみや安否未確認者の情報が少しでも動くきっかけになったら」との願いからだった。
この3カ月間、分刻みのスケジュールをこなしてきた。滋さんは疲労のあまり鼻血を流したこともあった。それでもマスコミの取材を受け、街頭署名や講演活動を続けてきた。「休んでいる間に、めぐみのことが遠のいてしまったら、悔やんでも悔やみきれないんです」
滋さんは、被害者を救出する最大の力は世論だと考えている。それだけに日朝間のこう着状態が続く中、「昔のように関心が薄れてしまうことが一番こわい」とこぼす。
ただ、めぐみさんの弟の拓也さん(34)は訪朝に慎重な姿勢を崩さない。「両親が行けば、北朝鮮は『拉致事件は解決した』という態度をとるだろう。日本でも涙の対面ばかりが報道され、事件の本質が忘れられる恐れがある。ヘギョンちゃんはかわいいが、姉ではない」。早紀江さんも「信頼できない国に足を踏み入れるのはどうか。今は耐えるほかありません」と自身に言い聞かせるように語った。
「訪朝」について家族の心は揺れる。だが共通する思いは「今年こそ、救い出したい」―。
□ ■ □
元日。クリスチャンの早紀江さんは川崎市内にある教会の礼拝に出掛けた。めぐみさんを含む多くの拉致被害者、日本から帰還船で渡った人たち、飢えに苦しむ北朝鮮国民に思いを巡らせながら「すべての方々から苦悩を取り除き、人間らしい生活ができますように」と祈りを込めた。
そして続けた。「根源はあの国の指導者にある。人として平和を求める気持ちになってくれるよう、魂に働きかけてほしい。それがかなわないのならば、裁いてください」と。
絆(きずな)とは何でしょうと早紀江さんに尋ねた。「信じ、耐える力の源でしょうか。でも、意識するものではないと思う。『待ち続けたい』という自然な気持ちです」
(おわり)
http://www.niigata-nippo.co.jp/rensai/n8/n8.html
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.