ロシアの対北朝鮮調停始動
投稿者: masa4618 投稿日時: 2003/01/17 00:10 投稿番号: [41798 / 232612]
ロシアの対北朝鮮調停始動、大統領特使が平壌へ
【モスクワ=古本朗】北朝鮮核計画をめぐる危機状況の調停のため、アレクサンドル・ロシュコフ露外務次官(アジア太平洋担当)が16日、大統領特使として、北京経由で平壌へ出発する。
調停工作の焦点は、関係諸国による北朝鮮の「安全の保障」などと交換に、同国に核拡散防止条約(NPT)脱退宣言を撤回させるという、露政府の「包括解決提案」の協議で、「昨年から本格始動したプーチン政権のアジア太平洋外交戦略」(露外交筋)の最初の試金石となる。
タス通信によると、ロシュコフ特使は16日、まず、北京へ向かい、主に楊文昌・中国外務次官(アジア担当)と協議し、「包括解決案」支持を要請する。18日から21日にかけ、平壌で金正日政権の説得を試みた後、北京に戻り、再び中国側と22日まで協議する。当初、露政府は米国も訪問するとしたが、「訪米は調整中」(消息筋)の模様だ。
「包括解決案」は、イーゴリ・イワノフ外相らによって既に、北朝鮮、日米中韓仏に提示済み。米朝を軸とする多国間協議が前提で、〈1〉北朝鮮によるNPTや米朝枠組み合意の順守に基づく、「朝鮮半島の非核状況」維持〈2〉米国などによる「北朝鮮の安全の保障」〈3〉対朝重油供給再開を含む経済援助の実施――の3項目から構成される。
金正日政権は目下、米国との直接交渉に固執し、露「包括解決案」を歯牙にもかけていない様子だ。だが、露側は、「北朝鮮は間もなくブッシュ政権から突き放され、行き場を失う。その時に、露包括解決案が助け舟になる」(露外交筋)と、したたかな胸算用だ。
プーチン大統領は元来、欧米重視主義者と目されるが、昨夏、北朝鮮の金正日総書記と3回目の首脳会談を行い、年末には中国、インドを歴訪、今月は、日露首脳会談のため小泉首相をモスクワに迎えるなど、最近、アジア外交を活発化させている。露外交筋は、1986年にゴルバチョフ・旧ソ連共産党書記長、82年にブレジネフ同書記長が、地域諸国との協力強化をうたうアジア太平洋外交戦略を打ち出し、いずれも不発に終わった歴史経緯を踏まえ、「プーチン氏は、ソ連解体以来、初めてのロシアのアジア太平洋戦略を、静かに始動させた」と強調。「ロシュコフ調停は、新戦略の前途を左右する試金石だ」と説明した。
だが、露政府に北朝鮮への特別な影響力があるわけでもなく、前途は不透明。90年代のボスニア、コソボ紛争で、「同じスラブ民族の絆(きずな)」を吹聴し、セルビアへの影響力行使に自信を見せながら、成果を上げられなかったケースの二の舞いになるとの予測も強い。(読売新聞)
[1月16日23時20分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030116-00000514-yom-int
【モスクワ=古本朗】北朝鮮核計画をめぐる危機状況の調停のため、アレクサンドル・ロシュコフ露外務次官(アジア太平洋担当)が16日、大統領特使として、北京経由で平壌へ出発する。
調停工作の焦点は、関係諸国による北朝鮮の「安全の保障」などと交換に、同国に核拡散防止条約(NPT)脱退宣言を撤回させるという、露政府の「包括解決提案」の協議で、「昨年から本格始動したプーチン政権のアジア太平洋外交戦略」(露外交筋)の最初の試金石となる。
タス通信によると、ロシュコフ特使は16日、まず、北京へ向かい、主に楊文昌・中国外務次官(アジア担当)と協議し、「包括解決案」支持を要請する。18日から21日にかけ、平壌で金正日政権の説得を試みた後、北京に戻り、再び中国側と22日まで協議する。当初、露政府は米国も訪問するとしたが、「訪米は調整中」(消息筋)の模様だ。
「包括解決案」は、イーゴリ・イワノフ外相らによって既に、北朝鮮、日米中韓仏に提示済み。米朝を軸とする多国間協議が前提で、〈1〉北朝鮮によるNPTや米朝枠組み合意の順守に基づく、「朝鮮半島の非核状況」維持〈2〉米国などによる「北朝鮮の安全の保障」〈3〉対朝重油供給再開を含む経済援助の実施――の3項目から構成される。
金正日政権は目下、米国との直接交渉に固執し、露「包括解決案」を歯牙にもかけていない様子だ。だが、露側は、「北朝鮮は間もなくブッシュ政権から突き放され、行き場を失う。その時に、露包括解決案が助け舟になる」(露外交筋)と、したたかな胸算用だ。
プーチン大統領は元来、欧米重視主義者と目されるが、昨夏、北朝鮮の金正日総書記と3回目の首脳会談を行い、年末には中国、インドを歴訪、今月は、日露首脳会談のため小泉首相をモスクワに迎えるなど、最近、アジア外交を活発化させている。露外交筋は、1986年にゴルバチョフ・旧ソ連共産党書記長、82年にブレジネフ同書記長が、地域諸国との協力強化をうたうアジア太平洋外交戦略を打ち出し、いずれも不発に終わった歴史経緯を踏まえ、「プーチン氏は、ソ連解体以来、初めてのロシアのアジア太平洋戦略を、静かに始動させた」と強調。「ロシュコフ調停は、新戦略の前途を左右する試金石だ」と説明した。
だが、露政府に北朝鮮への特別な影響力があるわけでもなく、前途は不透明。90年代のボスニア、コソボ紛争で、「同じスラブ民族の絆(きずな)」を吹聴し、セルビアへの影響力行使に自信を見せながら、成果を上げられなかったケースの二の舞いになるとの予測も強い。(読売新聞)
[1月16日23時20分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030116-00000514-yom-int
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.