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人類の自然の姿は万人対万人の戦争状態

投稿者: cfx789 投稿日時: 2003/01/14 00:14 投稿番号: [40723 / 232612]
高知県土佐市の遺跡群から出土した人骨に“殺傷”の跡があった。
その時代は当初2800年〜2500年前と考えられていた。
ところがその後の科学的測定により約3200年前となる可能性が高まってきた。
つまり戦争は縄文人の時代からあった…。

骨の数は九人以上で、十五点のうち六点に鋭利なヤジリ(鏃(ぞく))が貫通した跡や、
金属で切られた跡などが残っていたという。
考古学の素人には少々疑問がないではない。
それだけで部族や集団の命運をかけたような“戦争”といえるのかどうか。

縄張りのいざこざや内輪もめや掟(おきて)破りの処刑のたぐい?という心配である。
しかし残された人骨の傷に、
人間の敵意や憎しみのようなものを感じることは確かだ。
じつは狩猟民族よりも農耕民族のほうが好戦的で残酷だという説がある。
食糧の蓄えをめぐる争奪が命がけだからだという。

「縄文時代には戦争はなかった」と主張していたのは、
昨年七月、七十歳で他界した考古学者・佐原眞氏である。
弥生時代になると、青銅や石の剣が骨まで突きささり、
その先端が人骨に残っている墓が九州北部などで数多く見いだされる。

ところが縄文人(佐原さんは“縄紋”と表記した)は人を殺傷する武器はもたなかった。
つまり日本において戦争は弥生時代から始まったというのだった。
佐原さんはどちらかというと“平和愛好”のリベラル派だったから、
平和的縄文人への肩入れがあったかもしれない。

人類の自然の姿は万人対万人の戦争状態である、
といったのは十七世紀英国の政治学者ホッブズだった。
石器の英語もストーン・ウエポン(石の武器)になっている。
戦争は昔から人間に固有のつきもの−属性だったという気がしてならない。
(産経抄)
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