小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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実は、中ロともに北朝鮮への影響力はない

投稿者: mrxxx1111 投稿日時: 2003/01/13 17:57 投稿番号: [40516 / 232612]
北朝鮮は援助は脅しで勝ち取ると錯覚している。

  こんな記事がありました。

緯度経度北を増長させる「弱腰の枢軸」北京   伊藤正 ( 1/12)

  今年の元日付の本紙で、日朝交渉の橋渡し役をしたと報じられた在米韓国人女性ジャーナリストの文
明子氏とは、一九八〇年代のワシントン駐在時代以来の知り合いだ。しばらく音信が途絶えていたが、
昨年暮れ、バージニアの自宅に電話した。「橋渡し役」の確認のためだ。

  橋渡しは完全否定だった。いったん「ノー」といったら、てこでも動かないのが彼女の性格だ。そこ
で話題を変え、「金正日は何を考えているのか」と聞いた。北朝鮮に行く度、文氏は金正日総書記と長
時間懇談する稀有(けう)な人物だ。昨年八月末にも、ロシア訪問から帰国した直後、総書記は文氏と会
っている。

  金総書記が何を語ったかは、むろん文氏は教えてくれなかった。ただ「いまのままじゃ、国民を食わ
せられないのよ」という表現で、北朝鮮が経済再建のためにあらゆる努力をしていることを指摘した。
日本との関係打開努力はその一環というわけだが、核開発もそうなのか。

  九三−九四年の第一次核危機では、北朝鮮は軽水炉への転換と引き換えに、巨大な国際的な援助を手
にした。米朝枠組み合意とは、尽きるところ北の核開発と日米韓による対北援助の取引だった。深刻な
食糧・エネルギー不足と財政難に陥っている北朝鮮が、再び核カードの魔力に取りつかれたとしても不
思議はない。

  文明子氏によると、故金日成主席は生前、文氏に「われわれは世界中からたたかれ続けてきたので、
どんな圧力、脅しにも動じない」と語ったという。恐らく同じ言葉を金正日氏からも聞いたに違いな
い。

  ブッシュ米大統領がイラン、イラク、北朝鮮をテロ支援の「悪の枢軸」と名指し、イラク攻撃への準
備を進めた昨年来、「イラクの次は北朝鮮」との説が広がった。北の核開発再開が浮上すると「イラク
より危険」との声が米国内で強まり、強硬論が台頭した。

  しかし北朝鮮にはまるで動じた様子がない。IAEAの査察封じに続き、NPTからの脱退を宣言し
た。特にNPT脱退は、米国が態度を軟化させ、直接対話に応じる構えを見せた直後であり、国際社会
をあざ笑うかのような挑発だった。

  こうした北の行動は、「打たれ強さ」ではなく、米国は武力行使はできないとの確信があるためだ。
なぜなら武力行使には、同盟国の日韓は協力せず、中露も同意しない。百万の大軍を擁する北との戦争
は、それがもたらす結果を想像するだけで、米国でも尻込みするだろう。

  かくて周辺国は話し合いによる平和解決で一致し、米国も渋々それに同調せざるを得なくなった。日
韓米三国は当初、中露の北への影響力に期待したが、ようやく、あてにならないことに気づいたよう
だ。

  昨年十二月、訪中したプーチン・ロシア大統領と江沢民国家主席の会談では、北朝鮮の核開発に反対
で一致したものの、関係国による話し合い解決という、米国にげたを預ける声明を出しただけだった。
中露ともそれぞれの思惑から北を説得する気はなく、その影響力もないのが現実だ。

  核問題は、国連安全保障理事会に持ち込まれる見通しになった。IAEAの査察拒否やNPT脱退へ
の対抗措置が検討されようが、北朝鮮は「安保理のいかなる制裁措置も宣戦布告とみなす」と公言、早
くも日韓両国には制裁に反対する声が上がっている。

  しかし安保理は何らかの制裁措置を講じるべきだ。平和的解決はともかく、北の威嚇におびえ対抗措
置もとらなければ、北の増長を招くだけだろう。国際的なルール違反には何らかの懲罰が必要だと思う
のだ。

  大韓航空機事件など数々のテロ、外国人拉致、麻薬密輸などの国家犯罪、そして大量破壊兵器の拡散
や核開発。このテロ国家をのさばらせてきたのは、ムチではなく、アメでなだめようという北周辺の
「弱腰の枢軸」にほかならない。これでは北は変わらない。

平成15年1月12日
産経新聞   朝刊
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