核攻撃による被害(1)
投稿者: remember140917 投稿日時: 2003/01/12 00:39 投稿番号: [39675 / 232612]
広島や長崎の被爆直後の写真を見れば、原爆の恐ろしさは誰にでも理解できるだろう。
しかし、核攻撃による被害がどのようなメカニズムで発生するのかについては、私自身、これまであまり正確なことを理解していなかった。
今回、核シェルター建設の必要性を検討するに当たって、このことについて若干調べたので、皆さんにも知っていただきたく、まとめてみた。
なお、長文となったため、二分割している。
【核爆発により発生する状況の概要】
核爆発が起きるとき、最初に発生するのは強力な熱線と一次放射線である。
熱線は、到達範囲内にある可燃物を発火させてあたり一帯を焦土と化し、核爆発そのものによって発生する一次放射線は、生命を奪いあたり一帯を死の土地と変えてしまう。
次に発生するのが、猛烈な暴風である。
核爆発によって発生した圧力が、最初は外側に向かっての暴風を生み、その次に中心部に発生した減圧に対する反作用として中心に向かっての暴風を生む。
この暴風により、建物や人、車、瓦礫が吹き飛ばされ、吹き飛ばされること自体によるダメージだけでなく、吹き飛ばされてきた物に衝突したり押しつぶされたりすることにより大きなダメージを受ける。
最後に生じるのが、二次放射線による被害である。
核爆発の直後には、爆心地に近い土地は強い放射線を帯びるとともに、爆発によって舞上げられたちりが放射性降下物として強い放射能を帯びて降ってくる。
また、核爆発によって生じた強い上昇気流が上空で雲となり、その雲から強い放射能を帯びた雨が降ってくる。
これらの二次放射線によっても生命は重大な危険を受けるし、治癒することが困難な放射線病の被害を受けることになる。
以上の概要の基礎となったものは、原書房刊「民間防衛」からの以下の直接の引用又は要約である。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
原爆のおそるべき力は、おおむね次の3つ、すなわち、熱線、圧力波、そして放射能である。
1 熱線
(1) 熱線について
核爆発に際しては白熱したガス球ができる。その温度は数百万度、つまり太陽の表面の何倍にも達する。
これから出る熱線は、光と同じ速度で数秒間放射され、一時的あるいは永続的に人間は盲目となる。
原爆の熱で建物も森林も燃える。高い熱の波によって、すべての可燃性のものが瞬時に発火するからである。
(2) 熱線に対する防護
爆発のときに、避難所や溝の中など、熱線の陰になるような所にいれば、あまり恐れる必要はない。
しかし、爆発のとき戸外にいたら、急いで遮蔽物の陰に飛び込むか、その場で地上に伏せ、顔を下にし、両手を身体の下に隠すこと。透明なものでなければ、どんなものでもある程度は熱線を防ぐことができる。
防護に最も効果があるものは明るい色のウール地であるが、燃えやすい化学繊維は避けた方が良い。
2 圧力波
(1) 圧力波について
核爆発の際、中心部の圧力は数十万気圧になって、激しい突風のように周辺に広がっていく。行く手にあるものは、強い圧力波によって一撃のもとに押しつぶされ、その一部は台風のような突風で吹き飛ばされる。
圧力だけが直接に負傷者を出すことは少ないが、倒れた家屋、砕けたガラス窓、ひっくりかえった乗り物や樹木のために、間接的に重傷者が出ることがある。
圧力波によって吹き飛ばされた破片は、空中に飛び散って危険な弾丸となるだろう。
圧力波は、最初は核爆発の中心から外側に向かって強く吹くが、その後は低圧状態になるため、今度は逆に周囲から核爆発の中心に向かって、前よりは幾分弱いが烈風が長時間吹き続ける。
(2) 圧力波に対する防護
完全に破壊された地域以外では圧力波の危険性は急速に減少するが、この場合にも避難所が一番安全である。
もし戸外で不意に圧力波に襲われそうになったら、すぐに地に伏せて、圧力波が過ぎ去るまで、つまり破片が飛び交わなくなるまで待たなければならない。地面のくぼんだ所でも圧力波は防げる。
しかし、核攻撃による被害がどのようなメカニズムで発生するのかについては、私自身、これまであまり正確なことを理解していなかった。
今回、核シェルター建設の必要性を検討するに当たって、このことについて若干調べたので、皆さんにも知っていただきたく、まとめてみた。
なお、長文となったため、二分割している。
【核爆発により発生する状況の概要】
核爆発が起きるとき、最初に発生するのは強力な熱線と一次放射線である。
熱線は、到達範囲内にある可燃物を発火させてあたり一帯を焦土と化し、核爆発そのものによって発生する一次放射線は、生命を奪いあたり一帯を死の土地と変えてしまう。
次に発生するのが、猛烈な暴風である。
核爆発によって発生した圧力が、最初は外側に向かっての暴風を生み、その次に中心部に発生した減圧に対する反作用として中心に向かっての暴風を生む。
この暴風により、建物や人、車、瓦礫が吹き飛ばされ、吹き飛ばされること自体によるダメージだけでなく、吹き飛ばされてきた物に衝突したり押しつぶされたりすることにより大きなダメージを受ける。
最後に生じるのが、二次放射線による被害である。
核爆発の直後には、爆心地に近い土地は強い放射線を帯びるとともに、爆発によって舞上げられたちりが放射性降下物として強い放射能を帯びて降ってくる。
また、核爆発によって生じた強い上昇気流が上空で雲となり、その雲から強い放射能を帯びた雨が降ってくる。
これらの二次放射線によっても生命は重大な危険を受けるし、治癒することが困難な放射線病の被害を受けることになる。
以上の概要の基礎となったものは、原書房刊「民間防衛」からの以下の直接の引用又は要約である。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
原爆のおそるべき力は、おおむね次の3つ、すなわち、熱線、圧力波、そして放射能である。
1 熱線
(1) 熱線について
核爆発に際しては白熱したガス球ができる。その温度は数百万度、つまり太陽の表面の何倍にも達する。
これから出る熱線は、光と同じ速度で数秒間放射され、一時的あるいは永続的に人間は盲目となる。
原爆の熱で建物も森林も燃える。高い熱の波によって、すべての可燃性のものが瞬時に発火するからである。
(2) 熱線に対する防護
爆発のときに、避難所や溝の中など、熱線の陰になるような所にいれば、あまり恐れる必要はない。
しかし、爆発のとき戸外にいたら、急いで遮蔽物の陰に飛び込むか、その場で地上に伏せ、顔を下にし、両手を身体の下に隠すこと。透明なものでなければ、どんなものでもある程度は熱線を防ぐことができる。
防護に最も効果があるものは明るい色のウール地であるが、燃えやすい化学繊維は避けた方が良い。
2 圧力波
(1) 圧力波について
核爆発の際、中心部の圧力は数十万気圧になって、激しい突風のように周辺に広がっていく。行く手にあるものは、強い圧力波によって一撃のもとに押しつぶされ、その一部は台風のような突風で吹き飛ばされる。
圧力だけが直接に負傷者を出すことは少ないが、倒れた家屋、砕けたガラス窓、ひっくりかえった乗り物や樹木のために、間接的に重傷者が出ることがある。
圧力波によって吹き飛ばされた破片は、空中に飛び散って危険な弾丸となるだろう。
圧力波は、最初は核爆発の中心から外側に向かって強く吹くが、その後は低圧状態になるため、今度は逆に周囲から核爆発の中心に向かって、前よりは幾分弱いが烈風が長時間吹き続ける。
(2) 圧力波に対する防護
完全に破壊された地域以外では圧力波の危険性は急速に減少するが、この場合にも避難所が一番安全である。
もし戸外で不意に圧力波に襲われそうになったら、すぐに地に伏せて、圧力波が過ぎ去るまで、つまり破片が飛び交わなくなるまで待たなければならない。地面のくぼんだ所でも圧力波は防げる。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.