小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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金正日は、飢饉を恐れている④

投稿者: kitachousendeikirai 投稿日時: 2003/01/03 14:52 投稿番号: [37576 / 232612]
◎人道援助で息を吹き返した秘密警察

  飢饉を経験した都市部の若者は最近、自然発生的に反政府グループを形成しはじめている。RENKが確認しているだけで10個以上が存在する。小規模で相互の連携が取れていないため、金正日体制を脅かすまでには至っていない。だが、ヤクザ組織でもなく、権力闘争に破れた老舗組織でもない、純粋に民主化を目指すグループが国内に登場しはじめたのは画期的出来事である。組織防衛と秘密保持の技術を会得し、同じく民主化を目指す難民グループとの接触ルートや外部からの支援ルートが形成されれば、重要な政治的役割を演じることになるだろう。
  難民の中であれ国内であれ、90年代末から反政府組織が生まれ育つ土壌となったのは秘密警察システムの深刻な動揺だった。とくに97年には、泣く子も黙る秘密警察=国家保衛部の威信が地に落ちた。「山送り(収容所送り)になりたいのか!」という殺し文句が住民相手に通用しなくなった。収容所で死のうが、家で飢え死にしようが、住民にとっては同じことだからである。
  保衛部の要員は自信喪失状態に陥り、職務を捨てて中国へ逃亡する者も出た。同時に、密告制度も大きく揺らいだ。経済破綻で密告の報奨金も出ないようでは、密告者は真面目に仕事に励まない。それどころか、秘密警察を恐れなくなった住民は、密告屋を袋叩きにしたり、殴り殺したりするようになった。これにくわえて、97年には国家保衛部の副部長級の幹部と社会安全部の責任者数名が「反政府陰謀事件」に関連して粛清される出来事が起きた。
  秘密警察組織の動揺を目のあたりにして、「これなら十分に闘える」と反体制グループは喜色を満面に浮かべた。だが、反政府勢力が色めき立った好機は短期間で終わりを告げる。国連機関による無分別で無責任な食糧援助が秘密警察を生き返らせたからである。密告者は再び褒賞金を手にし、秘密警察の要員は自信を取り戻した。これで「金正日自身も苦しかった悪夢の時間は過ぎ去った」。
  おかげで反体制勢力は絶好の機会を逸したが、再び逆境の中で好機を窺っている。「次に飢饉が起きたときは、絶対に黙って飢え死にしない」と北朝鮮住民は公言している。一発の銃弾で金正日体制を終焉させたいのなら、援助であれ制裁であれ、反体制勢力をけっして挫いてはならない。勇気づけることこそが課題であり、かつての失敗から学ぶべき教訓なのである。



http://www.bekkoame.ne.jp/ro/renk/repo20021211.htm
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