小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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戦後初めてはっきりした、退潮左翼

投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2003/01/01 10:36 投稿番号: [37125 / 232612]
気になるナショナリズム

  日本にも、米国の熱狂を笑えぬ現実が頭をもたげている。

  拉致の被害者たちに寄せる同情や北朝鮮への怒りがあふれたのは自然として、そうした感情をあおるばかりの報道が毎日繰り返される。雑誌には「北朝鮮の断末魔」「ガタガタ抜かすなら締め上げろ」などの見出しが躍る。

  日朝交渉を進めた外交官を「国賊」と呼んだり、勇ましく「戦争」を口にしたり、「それなら日本だって」と核武装論をぶったりする政治家も現れる。

  同胞の悲劇に対してこれほど豊かに同情を寄せることができるのに、虐げられる北朝鮮民衆への思いは乏しい。ひるがえって日本による植民地時代の蛮行を問う声は「拉致問題と相殺するな」の一言で封じ込めようとする。日本もまた「敵に似てきている」とすれば危険なことである。

  中国をことさら敵視したり、戦前の歴史を美化しようとしたりの動きも見られる。深まる日本経済の停滞と歩調を合わせるように、不健康なナショナリズムが目につくのは偶然ではあるまい。

  だが、悲観ばかりすることもなかろう。

  日朝とは対照的に、日韓にはかつてない友好ムードが育った。共催したサッカーのW杯では、韓国チームを応援する日本人の姿が韓国人の気持ちを溶かした。

  思い思いに外国チームのユニホームを着て声援を送る日本人も、世界には新鮮に映った。顔に日の丸を塗って声をからす若者たちのナショナリズムは、軍国日本の熱狂とは異質のものだった。

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