今日の産経抄
投稿者: nigakudo72 投稿日時: 2002/12/31 09:42 投稿番号: [36731 / 232612]
産経抄より
「たいへんな一年でした。日本へ帰れたのは夢のようです」。暮れも押し詰まって、曽我ひとみさんがそう述懐するのをテレビで聞いた。五人にとってはまさに劇的な平成十四年だったろう。われとわが身をつねって、青あざができているのではないか。
▼九月十七日、小泉首相の訪朝によって拉致事件の回り舞台はがらり一転した。しかしこれほど悲惨な出来事がなぜ四半世紀も放置されていたのか。歴代の外務大臣、同じく自民党の幹事長、外務省の幹部、野党、それに文化人や大学教授たち…。
▼早期解決をさまたげてきた罪、何もしてこなかった罪を含めて、その責任はこれから厳しく問い直されなければならない。大晦日(おおみそか)のすす払いのように、これでさっぱりして新年を迎えられるというものではないだろう。
▼それと同時にジャーナリズムの責任もなおざりにはできないはずである。多くのマスコミは北朝鮮の拉致犯罪を見て見ぬふりをしてきた。なぜだろう。一つには贖罪(しょくざい)史観にふりまわされたということがあるかもしれない。「強制連行」論のうそにわざわいされたということもある。
▼さらにいえば、教科書の「近隣諸国条項」の呪縛があり、冷戦時代から続いた社会主義国への幻想があった。マルクス主義の残りかすもあったろう。その源を遠くさかのぼれば、戦前の国際共産党組織の運動方針「(一九)三二年テーゼ」が尾を引いたように見えてならない。
▼それが北朝鮮を見る左翼文化人やマスコミの目にウロコをかぶせたのである。しかし拉致という国家犯罪の発覚や核開発再開という暴挙で悪夢からやっと目がさめた?
そうだとすれば彼らにとっても「たいへんな一年でした」ことになる。みなさまはどうかよいお年を。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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