冷戦終結への日米関係の認識の差
投稿者: b185472 投稿日時: 2002/12/29 20:23 投稿番号: [36143 / 232612]
冷戦終結は、冷戦というベールによって覆い隠されていた日本古来の閉鎖性、権威主義、独裁制という悪しき要素を、戦前がそうであったように、表面化した。
そしてそのあつれきは日米貿易摩擦の激化に転化していった。
貿易摩擦が激化した原因は冷戦に対する両国の捉え方が違っていたためだ。
日本は日米関係の中に世界を見だしていたが、米国は冷戦の当事者であり、冷戦終結が大きな状況の変化をもたらしたとして捉えていた。米国にとって日本は反共の砦でしかなかった。だが日本にとって、日米関係は全てであった。
まるで男女関係のようだ。日本は男
(=米国)
に捨てられ、それでもすがりつく女のようである。
そういえば、ある米国人ジャーナリストは
「忠臣蔵」
をめめしい物語と評していた。
日本人はドライではない。ウェットだ。だからめめしい。理性的ではなく感情的だ。割り切ることができない。
不良債権の放置問題はこのようなめめしさを具体的に示している。女は投機に向かないといわれる。感情的になってしまうからだ。不良債権とは銀行の土地投機の失敗のことであるが、失敗はそれを認め、手仕舞うことで明日が開けてくる。投機用語に
「引かれ玉に引かれる」
という表現がある。引かれ玉とは、不良債権のように損失が出ている投機商品のことだ。損失が出た場合、通常は損切る。いわゆる
「見切り千両」
である。
日本の銀行経営者は見切り千両をしなかった。だから土地価格が暴落するにつれて損失額が莫大なものとなっている。今後、土地融資の帳簿を持ち続けることは、さらに評価額が増え続けることを意味する。金融機能はまったく果たせず、逆金融機能を果たし続けることになるだろう。土地価格がバブル期の水準に戻るには何世代もかかる。グローバリゼーションによって世界の価格がデフレ基調にあるからだ。中国・ロシアが世界市場に参入してきたために、供給量が増え、価格が下がっているからだ。バブルを終結させるには、もう一度冷戦を始め、中国とロシアを世界史市場から閉め出すしかない。それは望ましからざる方向だ。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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